2019年04月05日
アイデアよもやま話 No.4295 歯磨きの自動化!

歯磨きの電動化については市販化され、既にかなり普及しています。

そうした中、1月9日(水)放送の「ワールドビジネスサテライト(WBS)」(テレビ東京)で歯磨きの自動化について取り上げていたのでご紹介します。 

 

アメリカのラスベガスで1月8日、世界最大の家電、ITの見本市「CES」が開幕しました。

過去最多となる約4500社が出展し、延べ18万人の来場が見込まれるなど、企業にとっては商談のビッグチャンスです。

そして、日本からはある分野で革命を起こすことを目指すベンチャーや初出展となる家電以外の大手メーカーが参加しました。

 

世界の最新技術が一堂に会する「CES」ですが、まずWBSが注目したのが日本のベンチャー企業が共同で出展しているエリアです。

そこに出展されていたのが、早稲田大学発のベンチャー企業、株式会社Genicsが開発した「全自動歯磨き機」です。

手のひらサイズで、重さは一般の電動歯ブラシより少し重い150gほどです。

口にくわえて使います。

3Dプリンターで作ったマウスピースに歯を包むようなかたちでブラシを装着、上下左右に動き、軸に付いているバネの力でしっかりと歯に沿って磨くので口全体をわずか30秒で磨くことが出来ます。

水を使わなくても歯磨きの効果があるということです。

栄田 源社長は次のようにおっしゃっています。

「うまく設計することで、歯に対してしっかりとブラシを動かすことに成功しました。」

 

歯磨きは万国共通の悩みだとして、日本ではなく、いきなり巨大市場のアメリカでアピールすることを選びました。

こちらのブースを訪れたアメリカ人やフランス人による評価も上々のようです。

 

歯磨きをしながら他の作業も出来る時間短縮の効果だけでなく、介護の現場で活用すれば、ヘルパーの負担は大幅に減らせるといいます。

価格は数万円で、2019年度中の試験販売を目指す考えです。

 

以上、番組の内容をご紹介してきました。

 

今やあらゆる家電の電動化やIoT化、更には自動車の自動化が進みつつあります。

今回ご紹介した「全自動歯磨き機」もそうした流れの中の一つと位置付けられます。

試験販売では価格が数万円といいますが、正規販売の価格が数千円程度に収まり、歯磨きした感触も違和感がなければ、介護の現場ばかりでなく、一般の人たちからもかなりの引き合いがあると期待出来ます。


 
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