2019年02月12日
アイデアよもやま話 No.4250 ユーグレナ バイオ燃料プラントを完成!

これまでミドリムシ燃料を開発しているバイオベンチャー企業、株式会社ユーグレナの事業内容については、アイデアよもやま話 No.2825 2018年にはミドリムシのバイオ燃料で動くバスが実用化!アイデアよもやま話 No.4036 ユーグレナが遺伝子解析サービスに参入!などでお伝えしてきました。

そうした中、昨年11月2日(金)放送の「ワールドビジネスサテライト」(テレビ東京)でユーグレナによるバイオ燃料プラントの完成について取り上げていたのでご紹介します。

 

ユーグレナはミドリムシからバイオジェット燃料などを製造する実証プラントを横浜市鶴見区に完成させ、昨年11月2日に公開しました。

ANAホールディングスは、2020年までにユーグレナによるバイオ燃料を使った商業飛行を検討します。

実証プラントに約58億円を投じたユーグレナ、出雲 充社長はバイオ燃料100%で走るバスで登場しました。

出雲社長は次のようにおっしゃっています。

「日本をバイオ燃料先進国にするために、「グリーンオイルジャパン」に一所懸命取り組んでまいります。」

 

竣工式にはANAやいすゞ自動車の関係者の姿もありました。

ANAは、2020までにここで製造したバイオ燃料を使った商業飛行を目指します。

そしてその原料として使うのは、使用済みの食用油とミドリムシから絞った油です。

ちなみに敷地面積はおよそ7700屬任后

 

このプラントで製造するバイオ燃料は軽油と同等の性能を確認済み、いすゞ自動車と協力し、新しい燃料の耐久性などを更に調べるといいます。

出雲社長は次のようにおっしゃっています。

「クルマも飛行機も、何の問題もないですよね、っていうことをまず知ってもらって、ここで一気にバイオ燃料が爆発的に普及するんじゃないかな・・・」

 

ただ大きな課題があります。

現在の小規模なプラントでは、製造コストが1リットル当たり1万円、石油由来の燃料の約100倍です。

ユーグレナでは2025年までに本格的な商業プラントを建設し、1リットル100円まで製造コストを下げる計画です。

出雲社長は次のようにおっしゃっています。

「大勢の皆様に毎日気軽に当たり前に使っていただける、そういうバイオ燃料にいたします。」

 

以上、番組の内容をご紹介してきました。

 

バイオ燃料の原料として使うのは、使用済みの食用油とミドリムシから絞った油といいます。

ですから、化石燃料のようにいずれ枯渇するということはありません。

まさに、太陽光発電などと同様に持続可能な社会の実現に適っております。

そして、ANAは2020までにバイオ燃料を使った商業飛行を目指します。

しかし、現在の小規模なプラントでは製造コストは石油由来の燃料の約100倍です。

これに対して、ユーグレナでは2025年までに本格的な商業プラントを建設し、1リットル100円まで製造コストを下げる計画といいます。

 

考えてみれば、携帯電話など新しく登場する商品は、市販化当初はお金に余裕のある限られた人しか購入出来ないように高価です。

しかし、やがて技術の進歩、あるいは大量生産によって誰でも手に入るような低価格になっていくのです。

ユーグレナもこうした例に漏れなく、本格的な商業プラントの建設、および大量生産によって2025年には石油由来の燃料と競争出来るよう低価格にする計画といいます。

 

ということで、使用済みの食用油とミドリムシを原料とするバイオ燃料、ユーグレナは、石油由来の燃料の枯渇問題を解決する代替燃料として大いに期待出来ると思います。

 

なお、気になるユーグレナのCO2排出量ですが、ネット検索してみたら(こちらを参照)、バイオ燃料は原料となる植物、藻類が成長する際にCO2を固定し、それを燃料として排出しているので、全体で見ればCO2の排出量が増えないことになり、温暖化の防止にも効果があると考えられています。


 
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