これまでアイデアよもやま話 No.4142 複合現実(MR)で働き方改革!?やアイデアよもやま話 No.4222 仮想旅行は“旅行業界のニューフロンティア”!?などで仮想技術の活用の場についてお伝えしてきました。
そこであらためて仮想技術の種類について以下にまとめてみました。
VR(仮想現実):ゴーグルを着けてCGの世界に入り込んだかのような体験が出来るという技術
AR(拡張現実):スマホなどの端末を使って、実際の風景にCGの映像を重ね合わせるという技術
複合現実(MR):VRやARの技術を進化させたもので、ARのように現実にCGを重ね合わせるだけではなくて、自分の手で空間をタッチして操作することが出来るという技術
こうした一連の技術は旅行やエンターテインメントのみならず、在宅で自分の代わりにロボットに出社してもらうなど、新たなライフスタイルをもたらすので少子高齢化対策としても有効です。
勿論そのベースとなるのはインターネットやAI、ロボット、IoTなどの技術です。
ですから、こうした総合技術が新たな産業革命をもたらすことは間違いありません。
そしてこうした一連の技術による産業革命は当然のことながら生産性向上に寄与し、従来の多くの仕事の分野を私たち人間から技術に置き換えていきます。
しかし一方で、大量の関連技術を身に付けた技術者を必要とするので新たな働く場をもたらします。
しかし、これまでの産業の歴史を見れば分かるように、トータルとし私たち人間は産業の進歩とともに自由な時間を手に入れることが出来るのです。
と言いたいところですが、現実には日本では、一方でブラック企業の存在や有給休暇取得率の低さが大きな問題になっています。
こうしたことから未来社会に向けた課題として以下のようなものが考えられます。
・適切なワークライフバランスの維持
・自由な時間の有意義な暮らし方
・働きたくても働けない人たちの収入対策
・テクノロジーの進歩に取り残されないための生涯教育の場の提供