2019年01月01日
アイデアよもやま話 No.4214 ANA 空から宇宙へ!

新年明けましておめでとうございます。

今年も引き続き、様々なアイデアに関する内容をこのブログで発信していきたいと思っております。

その内容が少しでも皆様にとって何かの参考になれば幸いです。

ということで、本年もよろしくお願いいたします。

 

昨年9月6日(木)放送の「ワールドビジネスサテライト」(テレビ東京)でANAによる宇宙産業への取り組みについて取り上げていたのでご紹介します。 

 

宇宙関連ビジネスの市場規模は将来的に100兆円になるとも言われています。

こうした中、全日空(ANA)と宇宙航空開発機構(JAXA)は昨年9月6日に宇宙空間で作業する遠隔操作ロボット「アバター」の開発プロジェクト「アバターXプログラム」を立ち上げました。

ANAホールディングスの片野坂 真哉社長は次のようにおっしゃっています。

「宇宙空間におけるエンターテインメント、こういった宇宙関連ビジネスに向けて始動して参りたいと思っております。」

 

立ち上げの会場では最新技術がお披露目されました。

ヘッドセットにロボットの指先が映し出されるのですが、最大の特徴は操縦する人がロボットの手の感覚を感じられるということです。

この最新機は触った感覚が分かるので、早く操作に慣れることが出来る他、繊細な遠隔操作も可能になるといいます。

 

既にこのプロジェクトには大手ゼネコンや通信キャリアなども参加を表明しています。

大規模な実証実験のため、今年4月に大分県に月面を再現した実験施設の建設を開始、2020年代までに宇宙空間での実験を開始する計画です。

 

しかし、ANAはなぜこのプロジェクトを始めたのでしょうか。

ANAホールディングスの津田 佳明チーフ・ディレクターは次のようにおっしゃっています。

「うまくいけば、次のステップとしては、今度は宇宙にホテルを建てるとか、あるいは月で、あるいは火星移住みたいなところになると、人が(宇宙で)生活するようになるところではいろいろビジネスモデルとしてマネタイズ出来るようになるのかなと。」

 

以上、番組の内容をご紹介してきました。

 

以前、宇宙はビジネスの新たなフロンティアであるとお伝えしましたが、航空会社のANAも宇宙関連ビジネスに乗り出したわけです。

そして、誰もが一度は宇宙に行ってみたいと思っているのではないでしょうか。

しかし、実際の宇宙旅行となるとかなり高い料金になるはずですから、当面はお金に余裕のある層に限られると思います。

そこで今回ご紹介した遠隔操作ロボット「アバター」ですが、これは自分が実際に宇宙に行かなくても自分の分身としてロボットを遠隔操作することにより月など他の星での散策を楽しめるようになるわけです。

ですから、その分料金も安く済みますからある程度の引き合いが期待出来ます。

 

これ以外にも宇宙関連ビジネスとしていろいろなものがありそうです。

例えば、小型衛星にカメラを搭載して、そのカメラを遠隔操作で自在に移動し、カメラの映像をリアルタイムで自分のパソコンやスマホで見ることが出来たらとても楽しいのではないでしょうか。

あるいは宇宙エレベーターなどは実現したら、私も是非乗って宇宙から地球を眺めてみたいと思っています。

 

ということで、今回はANAによる宇宙関連ビジネスへの取り組みについてご紹介しましたが、他にも多くの企業がいろいろなアイデアを競って取り組んでいくと見込まれます。

ちなみに、アイデアよもやま話 No.4203 小学生が提案する宇宙ビジネスとは・・・でもお伝えしたように、今や小学生の中からも素晴らしいアイデアが飛び出してくるような時代になっているのです。


 
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