最近単なる寿命の長さではなく“健康寿命”に注目が集まっているように、誰もが元気で長生きしたいと思っているのではないでしょうか。
そうした中、9月2日(日)放送の「報道プライムサンデー」(フジテレビ)でテーマの一つとして長寿の秘訣について取り上げていたのでご紹介します。
諏訪中央病院名誉院長の鎌田
實さんは、医療の現場から長寿の秘訣について次のようにおっしゃっています。
「”貯金より貯筋”。」
「はじめの貯金はお金の貯金、それよりもっと大事なのは筋肉を貯筋しようと。」
「太ももの筋肉からマイオカインていう筋肉作動性物質が出て、それがどうもがんや認知症、うつ病を減らしたり、少し血圧を下げたり、血糖値も下げるというふうに言われていて、寝たきりにならないで病院にお世話にならないで済むためには、筋肉を普段から、40代くらいから筋肉を強化する、スクワットをしたり、立ち上がってかかとをどんと落とすようなことをしたりして、普段の生活の中から筋肉を強化することをしているって大事ですね。」
「(自分も)実際にやってるんですよ。」
「(体を鍛えることで心もヘルシーになっていくものかという問いに対して、)そうなんです。」
「ですから、野菜を食べて、減塩をして、お肉などタンパク質をしっかり食べて、運動をして、精神の気持ちを出来るだけ強く持って社会と係わって、閉じ込まらないことが大事ですね。」
以上、番組の内容の一部をご紹介してきました。
太ももの筋肉からマイオカインという筋肉作動性物質が出ていて、それが健康にとても作用しているということにはちょっと驚きです。
そして、長生きの秘訣は”貯金より貯筋”という鎌田先生の言い回しはとても面白い表現だと思います。
しかし、太ももの筋肉を鍛えるだけが長寿の秘訣の全てではありません。
最後に鎌田先生のおっしゃった以下の3つが健康で長寿の秘訣ではないでしょうか。
・バランスの取れた食事
・運動
・趣味やボランティア、あるいは仕事を通しての社会との係わり