温泉やプールなどではタトゥーがあると入れない施設があります。
そうした中、7月23日(月)放送の「ワールドビジネスサテライト」(テレビ東京)でタトゥー隠し専用スプレーについて取り上げていたのでご紹介します。
タトゥー隠し専用スプレーを開発したのはパーヒの長山 太陽男社長です。
長山さん次のようにおっしゃっています。
「外国人なんかは温泉に入れなくて困っている、タトゥー入っている人がいっぱいいるんで、ここ(タトゥー隠し専用スプレーのパーツ)に顔料を入れて空気で噴き出してタトゥーを隠すことが出来ます。」
使い方は、まず肌の色に言わせて顔料を調整します。
それをエアスプレーにセットし、タトゥーに吹き付けるだけなのです。
それだけで近くで見なければ分からないほどにタトゥーが隠れてしまうのです。
特殊メイク用の顔料を使っているので、濡れたタオルでゴシゴシこすっても落ちません。
この状態を3日ほどキープ出来るといいます。
番組の中で実際にこのスプレーを体験した女性は次のようにおっしゃっています。
「多少突っ張る感じはあるものの、特に気にはならないので多分使います。」
長山さん自身もニュージーランド生まれということもあり、外国人の友達も多く、仲間たちの悩みを解決したいと開発を進めました。
長山さんは次のようにおっしゃっています。
「日本といえば温泉というイメージがあるので、タトゥーを隠さないと文化に触れられないという悩みは結構ありました。」
「これからオリンピックもあるので、せっかく日本に来てもらって、タトゥーが入っている人が嫌な思いをしないように、これをどんどん導入してもらって外国人の方に使って欲しいと思っています。」
既に一部のホテルに試験導入していて、規則を知らずに来日した観光客にも好評だといいます。
タトゥー以外にもアザや手術後などにも使えるといいます。
また、お湯や温泉にも溶け出すことはないといいます。
なお、タトゥー隠し専用スプレーの商品名は「body concealer」、価格は1万5000円で8月より発売予定といいます。
以上、番組の内容をご紹介してきました。
タトゥーについては、国内では刺青と言われ、かつては任侠の世界では当たり前でした。
ですから、私が子どもの頃、銭湯に行くと当たり前のように刺青の男性を見かけることがありました。
こうした風習は今でも暴力団関係者など一部に残っているので、冒頭でお伝えしたように温泉やプールなどではタトゥーがあると入れない施設があるのです。
しかし、一方で、若い人たちの中にはファッションの一部としてタトゥーをするのが当たり前のようになっています。
その多くは海外のアイドルやタレントからの影響が大きいと思われます。
また、海外のスポーツ界などでもタトゥーのある選手をテレビ中継などで見かけることがあります。
更には、街中をあるいていると、ごく普通の訪日外国人でタトゥーをしている人を見かけることもあります。
このように国により文化の違いによってタトゥーに対するイメージは大きく異なるのです。
こうした中、タトゥーをしている訪日外国人に対してタトゥー隠し専用スプレーはとてもありがたい商品だと思います。
そこで、こうした商品は他にもないかとネット通販サイトを見てみたら、スプレーではなくクリーム状のものをいくつか見かけました。
ちなみに価格は高くても5000円以内でした。
ということで、需要のあるところにはそれに応える商品が生まれるという原理原則をあらためて実感しました。