2018年10月27日
プロジェクト管理と日常生活 No.564 『日本全国どこでもM7程度の地震発生の可能性がある!?』

前回まで4回にわたって南海トラフ巨大地震発生のリスク対応策についてお伝えしてきました。

そうした中、9月9日(日)放送の「サンデーモーニング」(TBSテレビ)で日本全国どこでもM7程度の地震発生の可能性があるという衝撃的な内容について取り上げていたので簡単にご紹介します。

 

地震の専門家である東京大学の教授によると、日本各地での地震の発生時期、および震度の予測がいろいろとなされていますが、9月6日の早朝に北海道で起きた巨大地震の震源地は予測されていた地域とは異なる場所だったといいます。

従って、日本全国どこでもM7程度の地震発生の可能性があると指摘しておりました。

 

以上、番組の内容を簡単にご紹介してきました。

 

これまで南海トラフ巨大地震、あるいは首都直下型地震については繰り返し報道されており、いずれ発生するだろうというのが一般的な理解だったと思います。

ところが、この番組を見るかぎり、日本全国どこでも巨大地震発生の可能性があるというのです。

ということは、地震の専門家はいろいろと巨大地震の発生する可能性のある場所を探っていますが、まだ抜けのある地域があるということです。

現に、9月6日に発生した北海道の地震も震源地も専門家が予想していなかった地域といいます。

ですから、北海道ではまだ本来専門家が予想していた場所で巨大地震が起こり得るということなのです。

 

このように、日本全国どの地域でいつ巨大地震が発生するか分からないのですから、被害を最小限に食い止めるために、どの地域の住民、企業、あるいは公共施設も全て巨大地震に対するリスク対応策が求められるということになるのです。

しかし、あらゆるリスク対応策を実施するためには膨大なコストがかかるので限度があります。

ですから、これまでの4回にわたる南海トラフ巨大地震発生のリスク対応策でもお伝えしたように、“臨時情報” (巨大地震が発生するかもしれない予兆を捉えて公表する情報)の適切な活用が被害を最小限に食い止めるためにとても重要なのです。


 
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