2007年03月03日
No.468 ルールの少ないのが成熟した社会!
世の中にはいろいろなルールがあります。
国には憲法、さまざまな法律、企業には、社則、標準や手続きなどなど。
これらはいろいろな問題への対応や世の中の変化に合わせてどんどん細かくなっていく傾向にあります。
ですから、必ずしも関係者全員がこれらのルールをきちんと理解しているとは限りません。
そこで、本来成熟した社会ではルールは少ないのが望ましいと考えます。
決められていないから、あるいは書かれていないから出来ない、というようなことでは成熟した社会とは言えません。
実際に、これらを実現している企業があるのです。
以前、研修用ビデオでたまたま知ったリッツ・カールトンホテルです。
このホテルでは、従業員は常にサービスの基本精神が書かれている「クレド」というカード(詳細はこちらを参照)を意識しながらお客様へのサービスに取り組んでいるのです。
従業員はこのクレドに書かれていることを拠り所に、自分なりの解釈、判断で常に最善のサービスを目指してお客様に接するのです。
ですから、従業員は自らどんなサービスをすればお客様に喜んでもらえるかを考えなければいけません。
これは反面とても厳しいと思いますが、アイデアを駆使したサービスはきっとお客様に感動を与えることになると思います。
そして、ホテルに限らず、どんなサービスにおいても、究極的には「お客様により大きな満足をしていただく」という気持ちをベースに自分なりのアイデアで独創的なサービスを出来るのが「成熟した人のサービス」と言えるのではないでしょうか。
更に、法律は憲法だけ、という国が存在するなら、その国は最高に成熟した国家と言えると思うのです。

 
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