アイマスクといえば、目をマスクで覆い、目の疲れを癒したり、明るい場所でも寝易くするために使われます。
そうした中、6月7日(木)放送の「ワールドビジネスサテライト」(テレビ東京)で見えるアイマスクについて取り上げていたのでご紹介します。
山本化学工業株式会社が開発したのは、常温赤外線を放射するバイオエスペランサ素材を100%使用した最新アイウェア商品の「バイオエスペランサ
めぐり美アイウェア」です。
ちなみに価格は2万9500円(税別)で、6月14日より販売開始予定です。
この商品について、山本 富造社長は次のようにおっしゃっています。
「寝る時につけるアイマスクではなく、昼間に皆さんが活動的に仕事をしたり、いろいろなことを楽しんでいる時につけるためのアイマスク。」
アイマスクに使用している特殊な繊維が自分の周りの赤外線を吸収しながら、目の周りに放出、その赤外線によって血流がよくなり、パソコンなどの作業をしている間も目の筋肉をリラックスさせるということです。
それだけではありません。
脳もリラックスするというのです。
脳のリラックス効果を検証した吉祥寺盛岡眼科の森岡 清史院長は次のようにおっしゃっています。
「リラックスしている時に特殊な脳波成分が出ていることが分かりました。」
そこで、番組で実験をしてみました。
漢字と文字の色が違うのですが、色の方を答えて、その時間を計ります。
アイマスクをしていない状態では28秒でしたが、アイマスクをした状態では19秒という、番組のフィールドキャスターの結果でした。
この結果について、森岡院長は次のようにおっしゃっています。
「脳の消耗が減って、答え易くなった。」
同じ実験を50人に行ったところ、5〜10秒縮まるという結果が出ました。
既に鉄道会社などから声がかかっているそうです。
山本社長は次のようにおっしゃっています。
「今のところ年間1万個を目標に生産しています。」
「(1万個売れそうかという問いに対して、)以前から実績を見ていますので、ほぼ大丈夫かなと。」
「1万個は少なめの設定。」
実は、穴の開いていない赤外線のアイマスクは10数年前から発売していたそうで、それが予想以上のヒットだったということから、今回の見えるアイマスクも自信があるといいます。
以上、番組の内容をご紹介してきました。
今回ご紹介した赤外線のアイマスクの原理は、特殊な繊維が自分の周りの赤外線を吸収しながら、目の周りに放出、その赤外線によって血流がよくなり、パソコンなどの作業をしている間も目の筋肉をリラックスさせるということです。
しかし、この商品の価格は税抜きでも3万円ほどします。
ですから、いくら目の筋肉や脳のリラックスに効果があると言っても、個人で購入するのはちょっと厳しいです。
そこで注目すべきは、目の血行を良くすることこそが目の筋肉をリラックスさせることにつながるということです。
ならば、赤外線のアイマスクを購入しなくても、目の血行を良くするためのマッサージを自分で出来れば同じような効果を出せるということになります。
更に、目だけでなく、身体全体の血行を良くする運動をすれば、身体全体をリラックスさせることが出来るのです。
このように考えると、マッサージやラジオ体操、あるいはヨガ、気功、太極拳といったような身近な運動でも血行を良くすることは出来るのでリラックス効果は得られると思うのです。
こうした中から、特に目の血行を良くする動きを選んで実践してみる価値はあると思います。