アイデアよもやま話 No.4105 捨てられるはずだったモノのリサイクル その1 緑色のバッグ!で、紫キャベツの色を抽出して染色されるバッグについてお伝えしました。
また、前回は“畑のもったいない”キャベツと“海の厄介者”ウニとを組み合わせた“キャベツウニ”についてご紹介しました。
そうした中、6月7日(木)放送の「おはよう日本」(NHK総合テレビ)でキャベツの芯から作られるゼリーについて取り上げていたのでご紹介します。
餃子の材料として使われるキャベツから作られたゼリーは、甘くてちょっと苦い味がするといいます。
このゼリーを作っているのは、群馬県の餃子メーカー、株式会社みまつ食品です。
地元特産のキャベツを使っているのですが、外側の葉や芯は硬すぎると、1日に100kgほど廃棄していました。
これを何とか利用出来ないかと試行錯誤、そして加熱せずにうま味や甘みを取り出してキャベツのエキスにしました。
このエキスをこんにゃくと合わせて食べやすいゼリーにしたのです。
キャベツ特有の胃腸を整えるビタミンUも入っているそうです。
以上、番組の内容をご紹介してきました。
今回ご紹介したキャベツの芯から取り出したエキスとこんにゃくを混ぜて作られるゼリーも、既存の要素の組み合わせと言えます。
しかも、今回も使用するキャベツはこれまで廃棄されていたものを使用しているのです。
更に、キャベツ特有の胃腸を整えるビタミンUも含まれるという、これまでにないヘルシーな効果もあるのです。
これまでいろいろご紹介してきたように、廃棄物も見方を変えることによってお宝になり得るのです。
こうした廃棄物の活用方法について、国内のみならず世界的に展開するような仕組みを構築し、水平展開することによって、より大規模での省エネにつなげることが出来ると思うのです。