以前、アイデアよもやま話 No.3219 人工的な虹で人々を幸せに!で人工的な虹を発生させる装置についてご紹介しました。
そうした中、7月19日(木)放送の「はやドキ!」(TBSテレビ)で人工流れ星を用いたエンターテインメントビジネスについて取り上げていたので、関連ネット記事(こちらを参照)と併せてご紹介します。
2020年に広島県の瀬戸内海沿岸上空に人工の流れ星を流すことを目指す宇宙ベンチャー企業の株式会社ALE(エール)(本社・東京、岡島
礼奈社長)は7月18日、流れ星の元となる、パチンコ玉より小さな流星源を放出する装置と同装置を載せる人工衛星を報道陣に公開しました。
なお、放出装置も含めた衛星の大きさは、縦横各60cm、高さ80cmで重量は68kgといいます。
流れ星の「もと」になる直径1センチの金属の球を人工衛星から打ち出し、落下する際に出る熱で光らせます。
本物の流れ星より速度が遅く、地上で見られる時間が長いといいます。
狙った地点の半径100kmの範囲で、夜空が明るい場合で5秒、暗ければ10秒以上見えるといいます。
日本上空で流れ星を見せるには、衛星がオーストラリア上空に来た時に金属球を打ち出します。
すると高度60km付近で最も輝き、地上に落ちる前に燃え尽きます。
シリウスの明るさに近いマイナス1等星くらいに見えるといいます。
岡島社長は「下を向いてスマートフォンを扱うことが多い世の中で、すべての人が上を向く日にしたいと思います」とおっしゃっています。
なお、広島で実験するのは、晴れる確率が高く、世界的に知られる地方都市だからといいます。
以上、番組、およびネット記事の一部をご紹介してきました。
人工の流れ星と聞いただけで、とても夢のある取り組みだと思います。
結婚式の披露宴などのイベントとしての引き合いや、更に中東あたりの大富豪からの依頼も大いに期待出来ます。
小型衛星の実用化により、こうしたビジネスが事業として成り立つような環境が出来上がったのです。
今後とも小型衛星関連技術は、アイデア次第で百花繚乱のごとく、様々なビジネスを生み出していくと期待出来ます。
ですから、特に若い人たちにはリスクを恐れずに今回ご紹介したような夢のあるビジネスに取り組んでいただきたいと思います。