カラオケについてのアイデアは以前、アイデアよもやま話 No.3201 カラオケルームの新たな活用法!やアイデアよもやま話 No.1761 脅威の歌声合成ソフトがボーカル革命をもたらす!?などでお伝えしたことがあります。
そうした中、4月12日(木)放送の「アイデアの方程式」(テレビ東京)でカラオケの起源について取り上げていたのでご紹介します。
今や娯楽の定番、カラオケですが、誕生したのはおよそ半世紀前、クラブで引き語りをしていた男のある閃きから生まれたのです。
お客さんの歌に合わせた伴奏が得意だった男は、ある日、常連客から「今度、社員旅行に行くんだが、宴会でも歌えるように、伴奏のテープを録音してくれないかね」と頼まれ、
男はこの依頼を了承しました。
その数日後、「宴会は盛り上がった」という連絡を受けました。
伴奏テープが思いの外好評だったことから、閃きを生みました。
「それなら、伴奏のテープをお店に置けば、みんなが喜ぶんじゃないだろうか。」
これが大当たり、100円で伴奏のテープが流れるカラオケ第一号機がスナックなどから引っ張りだこ、人々は歌に酔いしれました。
多くの人に歌う楽しさをもたらした20世紀の大発明“カラオケ”、それは社員旅行の宴会の伴奏のテープから始まっていたのです。
カラオケの起源には諸説あるようですが、不思議なことに同じようなアイデアが全国で同時期に生まれたそうです。
楽しい席では歌いたくなるのが人の常というものでしょうか。
ということで、今回のアイデア方程式は弾き語り×社員旅行=カラオケでした。
以上、番組の内容をご紹介してきました。
昔から、人々は宴会の席上でみんなで歌うという風習がありました。
私も子どもの頃、こうした内輪の席で「何か歌ってみろ」と父親に言われて歌った記憶があります。
また今では、会社関係の飲み会や同窓会の二次会などの場としてカラオケがよく利用されているようです。
このように、今や、カラオケは私たちの娯楽の定番の一つで、あちこちにお店があり、一大産業と言えるほどです。
今では一大産業となったカラオケもそのきっかけは社員旅行の宴会用の伴奏のテープだったのです。
そして、同じようなアイデアが全国で同時期に生まれたというのはとても興味深いところです。
要するに、同時代に流行の文化や生活習慣からは同じような要望が出てくるという原則があると思うのです。
ですから、ある人が何かを思い付いても、他の誰かも同じようなことを思い付いているということが大いにあり得るのです。
さて、カラオケ関連技術はどんどん進化しており、今ではネット経由で曲が配信されており、歌う人の声域に合わせて曲のキーを変えることも出来ます。
そこで、更にカラオケの究極のサービスと言えるものにはどんなものがあるかちょっと考えてみました。
そしてすぐに思い浮かんだことを以下にまとめてみました。
・歌う人の声のトーンなど声の質を変えられること
・音を外しても外していないように音程を補正出来ること
・デュエット曲を歌う際、誰か自分が一緒に歌って欲しいプロの歌手の声でデュエット出来ること
いかがでしょうか。