2018年07月24日
アイデアよもやま話 No.4076 素材の良さを引き出したブックカバー!

以前、アイデアよもやま話 No.1887 消防ホースで作られたバッグ!で消防用のホースのリサイクについてご紹介しました。

そうした中、4月11日(水)放送の「おはよう日本」(NHK総合テレビ)で素材の良さを引き出したブックカバーについて取り上げていたのでご紹介します。

 

読書が趣味の佐竹 功行さんは、大好きな推理小説を持ち歩いているのですがカバーだけボロボロになったり擦れたりすることが悩みです。

そこで使い始めたのが消防用のホースから作られたブックカバーです。

過酷な環境で使うため厳しい基準があり、わずかでも満たないと廃棄されるといいます。

この丈夫な素材に注目したのが大阪の縫製メーカーです。

ホースは太さを一目で判断出来るように色分けされています。

そのカラフルさを生かしてブックカバーに仕立て直しました。

佐竹さんは次のようにおっしゃっています。

「丈夫さは文句なしですね。」

「気に入っています。」

「ハンドルが付いていますから、ブラブラと持つのもいいかなと思っています。」

 

以上、番組の内容をご紹介してきました。

 

まず、この番組を見るまで消防用のホースの太さは何種類かあり、その太さが一目で判断出来るように色分けされていることは知りませんでした。

そこで、今回ご紹介したブックカバーは、消防用ホースの丈夫さ、およびカラフルさを生かして作られたのです。

これもまさにゴミとして捨てられるはずの消防用ホースのリサイクルです。

 

前回から2回にわたって素材の良さを引き出したリサイクルについてご紹介してきましたが、私たちの身の回りにある様々なモノの持つ機能とゴミとして捨てられるはずの瓶、缶、ペットボトルなどの持つ機能を整理して、この2つを単純にマッチングすることによって、思わぬ組み合わせのアイデアが生まれるのではないかと思いました。

また、こうした作業は“頭の体操”にもなるはずですから、アイデア力の向上に大いに役立つと思います。


 
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