4月5日(木)放送の「ワールドビジネスサテライト」(テレビ東京)で”CASE”というこれからの時代の自動車関連の耳慣れないキーワードについて取り上げていたのでご紹介します。
”CASE”とは以下の英語の頭文字で、自動車各社が対応を急ぐ次世代技術で、業界の変革期を示すキーワードだといいます。
C:コネクテッド(つながる)
A:オートノマス(自動運転)
S:シェアリング(共同所有)
E:エレクトリック(電動化)
これらのキーワードとこれまで何度となく繰り返しお伝えしてきた3つの主要な次世代技術、AI(人工知能)、ロボット、IoT(モノのインターネット)を結び付けると以下のようになります。
C:IoT
A:AI、ロボット、IoT
S:AI、IoT
なお、Sについては、技術というよりもどのような使い方をするかという、省エネ、あるいは合理性と言ったような、具体的にクルマを使う際のあるべき考え方、あるいは思想と捉えることが出来ます。
また、Eについては技術というよりも動力エネルギーと位置付けられると思います。
要するに、ガソリン車やディーゼル車から電気自動車(EV)へのシフトです。
この他にも次世代のクルマ関連の主要な技術には、以下のようなものが上げられます。
バッテリー
モーター
カメラ
センサー
GPS
インターネット
このように書き並べてくると、以下のように整理することも出来ます。
(次世代自動車の主要な要件)
インフラ関連技術:発電、インターネット、GPS
パーツ関連主要技術:バッテリー、モーター、カメラ、センサー
使用スタイル:シェアリング
これらが次世代自動車のキーワード、”CASE”、あるいは次世代の主要技術であるAI、ロボット、IoTとクロスしてくるのです。
更に突き詰めて考えると、実はこのような枠組みは自動車以外の様々なモノやサービスにも当てはまると考えることが出来ます。
ということで、これからの時代は、こうした枠組みの個々の技術がそれぞれの分野でどんどん進化していき、それらが相互に違う分野へ応用されることにより、スパイラル的に次世代の暮らしを豊かにしていくと大いに期待出来るのです。
そして今、クルマの世界は、まさに電動化、自動化、あるいは空飛ぶクルマというように様々な観点で爆発的に技術の進化が進んでいます。
ですから、次世代自動車への取り組みはクルマの世界を大きく変え、それがそのまま他の分野へも波及効果をもたらすと予測されるのです。
このように現在はテクノロジーの観点からすると大きな時代の変わり目の中にあると思います。
ですから、若い人たちにとっては社会を変える、またとないビッグチャンスの場がいくらでもあるのです。
坂本龍馬は幕末から明治維新への転換期に活躍した人物として、いまだに国民的な人気があります。
でも、明治維新はあくまでも国内の大変革でした。
しかし、現在は世界のあり方を大きく変える世界規模の大変革期なのです。
ですから、明治維新に比べてスケールが何倍も大きな、人類史上に残るようなビッグチャンスなのです。
なので、このブログを読んだ、少しでも多くの方々がこうした状況を踏まえて“21世紀維新”ともいえる大変革にワクワク気分でチャレンジしていただきたいと願います。
ちなみに、大変革にチャレンジする方々に以下のキーワードを捧げたいと思います。
アイデアは存在し、見つけるものである
アイデアは既存の要素の組み合わせである
ネバー・ギブアップ