これまでAI(人工知能)関連の動向について何度かお伝えしてきましたが、その第6弾として今回は4回にわたってご紹介します。
4月5日(木)放送の「ワールドビジネスサテライト」(テレビ東京)では、「AI・人工知能EXPO」(東京ビッグサイトで4月4日〜5日開催)の取材を通していくつかのサービスを取り上げていました。
4回目は、こうした中からAIを搭載したセルフレジについてです。
AIを搭載した世界初のセルフレジ、「ワンダーレジ」を開発したSCSK株式会社の田崎 歴生さんは次のようにおっしゃっています。
「例えば、こういった商品(ペットボトル)ですと、バーコードを読ませるのではなく、画像だけで清算出来るようなかたちになっております。」
「このレジが4台に対し、店員が1人くらいで済むようなかたちで運用を考えております。」
このレジは、カメラで撮影した映像からAIが何の商品化かを認識し、瞬時に金額を計算してくれます。
支払いにはスイカなどの電子マネーを使用します。
以上、番組の内容の一部をご紹介してきました。
先日、あるスーパーで初めて自分で商品のバーコードを読ませて会計するセルフレジを体験しました。
その時に感じたことは、商品ごとにバーコードの位置が様々でかなりてこずってしまいました。
ですから、今後はこうしたセルフレジは使いたくないと思いました。
こうしたことから見えてくるのは、バーコードをお客に読ませるセルフレジは、確かにお店にとっては生産性向上につながりますが、その分お客にしわ寄せがいってしまうということです。
こうした観点から、今回ご紹介したようなバーコードを読ませなくて済むセルフレジは、お客にとってもそれほど負担にならないのではないかと思います。
ただし、お店の生産性向上の一方で、多少なりともお客に負担がかかるのですから、その分多少なりとも商品の値下げをするなど、顧客へのメリットの還元をすれば、お客にもスムーズに受け入れられるのではないかと思います。
ということで、アイデアよもやま話 No.2139 バーコード不要の新開発レジ!でお伝えしたセルフレジがいよいよ現実のものとなってきたようです。
しかし、いずれにしてもNo.565
そろそろPOSにこんな機能があっても!でお伝えしたような究極のレジが少しでも早く登場してきて欲しいと思います。