2018年06月10日
No.4038 ちょっと一休み その650 『 DNAから復元された「縄文時代の女性」の顔!』

3月13日(火)放送の「ワイド!スクランブル 第2部」でDNAから復元された「縄文時代の女性」の顔について取り上げていたのでご紹介します。

 

北海道の礼文島で発掘されたおよそ3800年前の縄文時代の女性の歯、0.2gから顔が復元されました。

なお、復元したのは国立科学博物館(東京・台東区)などの研究チームです。

まつ毛や肌のシミ、しわまでも再現されています。

これまで縄文時代の女性は、瞳の色は黒で、肌の色は薄いと思われていましたが、瞳は茶色で肌の色は濃く、更に髪の毛は細くて縮れていたことが分かりました。

また、身長は145cm程度、血液型はA型ということも分かっています。

更に今回の復元作業の中では、この女性はお酒に強かったことや両親の生活範囲も判明したということですが、なぜそんなことまで分かったのでしょうか。

 

これまでは骨格の特徴から顔を復元していたので、肌や目の色などは全く分からなかったのです。

今回復元された顔ですが、元々の頭蓋骨の奥歯、たった0.2gから抽出したDNAでここまで復元したということなのです。

国立科学博物館・人類研究部の篠田 謙一部長は次のようにおっしゃっているといいます。

「DNAの情報を使って、今まで知ることが出来なかった古代人の社会の在り方とか身体的特徴とかがより詳しく分かるようになるでしょう。」

 

以上、番組の内容をご紹介してきました。

 

縄文時代の女性の歯のたった0.2gから、そのDNAの情報により女性の様々な特徴のみならず両親の生活範囲までが判明したという事実にはとても驚きます。

今後とも、人類のみならずあらゆる生物のその時代、その時代のDNAさえ入手出来れば、その特徴を把握することが出来るというわけです。

更に、将来的にこうしたDNAの採取から元の固体を復元させる技術を完成させることが出来れば、映画「ジュラシックパーク」の実現も夢ではなくなるのではないでしょうか。

いよいよ人類は、神、すなわち生物の創造主の世界に立ち入ろうとしてるように思います。


 
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