以前、アイデアよもやま話 No.3869 期間限定のロボットカフェ!でロボットによる期間限定のカフェについてご紹介しました。
そうした中、1月30日(火)放送の「ワールドビジネスサテライト」(テレビ東京)で旅行大手のHISによる新たな“変なカフェ”の展開について取り上げていたのでご紹介します。
旅行大手のHISは、2月1日からロボットがコーヒーを入れる“変なカフェ”を東京・渋谷にオープンします。
HISの店舗の一画に設けられたカフェには、人の腕のように動くロボットと複数のコーヒーを入れられるバリスタマシンが配置されています。
メインテナンスなどを除けば、ほとんど無人で運営することが出来ます。
店内の券売機で購入したチケットを読み取り機にかざすと、ロボットが動き出します。
注文を受けたロボットはコーヒー豆をセット、お湯を注ぐと4分ほどでコーヒーが出来上がります。
一杯320円の本格ドリップコーヒーやカフェラテなど7種類が味わえます。
HISは、ロボットが接客する“変なホテル”の展開も進めていて、ロボットの活用が生産性の向上につながることを期待しています。
HISの澤田 秀夫会長兼社長は次のようにおっしゃっています。
「今は特に飲食業は人材不足と言われていますから、将来飲食業のお手伝いが出来るロボットの開発とかをしたい・・・」
以上、番組の内容をご紹介してきました。
“変なホテル”についてはアイデアよもやま話 No.3160 世界初のロボットが働くホテル!)などでお伝えしてきましたが、HISは“変なカフェ”の展開も始めたのです。
こうした事業展開の流れから、澤田さんが今後とも目指す事業の方向性が垣間見えてきます。
それは、ホテルやカフェなどの枠に囚われない、サービス業全般でのほとんどロボットのみによる接客です。
そして、様々な試みを通してロボット活用の世界的な先駆者を目指そうとされているのだと思われます。
ですから、今後“変な映画館”や“変な本屋さん”など“変な・・・”が続々と生まれてくるかもしれません。