1月21日(日)放送の「未来の起源」(TBSテレビ)で遠く離れた場所にもう一人の自分を作れる研究について取り上げていたのでご紹介します。
埼玉大学工学部、ここでもう一人の自分を作るという夢のような研究に取り組んでいるのは助教の境野 翔さん(34歳)です。
二人並んで、左側の操作者が肘を動かすと、右の人も同じように動きます。
目隠しをしているので相手の動きを見ることは出来ません。
人間の筋肉を直接電気を流して刺激すると、相手の筋肉自体を直接制御することが出来るのです。
センサーで肘の動きを計測し、パットからの電気刺激により動きを再現するのです。
操作者が代わっても反対側の人を操れます。
これまでの装置は一方通行でしたが、境野さんは双方向で操作することを可能にしました。
この装置を使えば、スポーツの技術を言葉ではなく、文字通り体で教えることが可能になります。
なお、境野さんは次のようにおっしゃっています。
「知らないものをとにかく知りたい、未知への興味、それが研究の原動力です。」
以上、番組の内容をご紹介してきました。
私も太極拳を始めてかれこれ数年になります。
しかし、動画を見ての独学が主なやり方なので、常にこれが本来の動きなのかと疑問を持つことが多いです。
そうした中、今回ご紹介したような研究が実用化されれば、非常に優れた方の全身の筋肉の動かし方を伝授してもらえるとても有効な方法となります。
勿論、一人一人個別の伝授方法となるので、かなり高額なサービスになると思われますが、それでも非常に短期間で技術をマスターする方法としてはとても優れた方法になると期待出来ます。
ここまで書いてきて、これはというアイデアを思い付きました。
それは、オリンピック級の第一線で活躍されている選手などの筋肉の動きを記憶させて、それをこの装置を通して再現させて伝授して欲しい人につなげるのです。
こうしたやり方であれば、伝授する側の方がいちいち時間を費やさなくてもこの装置さえあれば、いつでもどこでも同時にいくらでもこのサービスを提供することが出来ます。
ですから、当然サービス料も安く済むはずです。
更に、この装置はスポーツに限らず他のいろいろな分野においても応用出来ると思います。