これまで世界の富の集中については、以下のように何度となくお伝えしてきました。
アイデアよもやま話 No.2696 世界の富裕層の上位1%の総資産が全世界の下位半分の資産を占めている!
アイデアよもやま話 No.3614 格差社会アメリカの実態
その2 アメリカは格差社会先進国!?
アイデアよもやま話 No.3616 格差社会アメリカの実態
その4 富裕層への富の集中による弊害!
そうした中、1月7日(日)放送の「サンデーモーニング」(TBSテレビ)で「揺らぐ世界
〜この時代の変わり目に〜」をテーマに取り上げていました。
そこで7回にわたってご紹介します。
1回目は世界的な富の集中についてでしたが、2回目は日本国内でも進む格差社会化についてです。
番組パネリストの一人、涌井 雅之さんは次のようにおっしゃっています。
「日本の場合、恐ろしいことに、なんと年収300万円以下という人たちが実は40%ぐらい。」
「で、しかもなおかつOECD(経済協力開発機構)加盟国の中では、実は貧困率が4番目だと。」
「モノづくりからカネづくりになったとたんにあっという間で。」
「実は週刊誌の報道で恐縮ですけども、資産100億円以上の35歳未満の起業者が13人もいるっていうのは凄いですよね。」
以上、番組の内容の一部をご紹介してきました。
日本はOECD加盟国の中で貧困率4位ということなので、ネット検索したら1位はメキシコ、2位はトルコ、3位はアメリカでした。(詳細はこちらを参照)
アメリカ、および日本は世界的には経済大国の部類に入りますが、OECD加盟国の中で貧困率は3位、4位という状況はともに社会のあり方として健全とは言えません。
ちなみに、2016年度の日本の平均年収は、男性で521万円(前年より3万円増加)、女性で280万円です。
また正規487万円、非正規172万円です。(国税庁「民間給与実態統計調査」調べ)(詳細はこちらを参照)
一方、資産100億円以上の35歳未満の起業者が13人もいるという現状は、前回もお伝えしたように、日本も世界的な富の集中、および格差の拡大という大きな流れの中にいると言えます。