2018年04月15日
No.3990 ちょっと一休み その642 『揺らぐ世界 その2 日本で年収300万円以下の人の割合は約40%!』

これまで世界の富の集中については、以下のように何度となくお伝えしてきました。

アイデアよもやま話 No.2696 世界の富裕層の上位1%の総資産が全世界の下位半分の資産を占めている!

アイデアよもやま話 No.3614 格差社会アメリカの実態 その2 アメリカは格差社会先進国!?

アイデアよもやま話 No.3616 格差社会アメリカの実態 その4 富裕層への富の集中による弊害!

 

そうした中、1月7日(日)放送の「サンデーモーニング」(TBSテレビ)で「揺らぐ世界 〜この時代の変わり目に〜」をテーマに取り上げていました。

そこで7回にわたってご紹介します。

1回目は世界的な富の集中についてでしたが、2回目は日本国内でも進む格差社会化についてです。 

 

番組パネリストの一人、涌井 雅之さんは次のようにおっしゃっています。

「日本の場合、恐ろしいことに、なんと年収300万円以下という人たちが実は40%ぐらい。」

「で、しかもなおかつOECD(経済協力開発機構)加盟国の中では、実は貧困率が4番目だと。」

 

「モノづくりからカネづくりになったとたんにあっという間で。」

「実は週刊誌の報道で恐縮ですけども、資産100億円以上の35歳未満の起業者が13人もいるっていうのは凄いですよね。」

 

以上、番組の内容の一部をご紹介してきました。

 

日本はOECD加盟国の中で貧困率4位ということなので、ネット検索したら1位はメキシコ、2位はトルコ、3位はアメリカでした。(詳細はこちらを参照)

アメリカ、および日本は世界的には経済大国の部類に入りますが、OECD加盟国の中で貧困率は3位、4位という状況はともに社会のあり方として健全とは言えません。

 

ちなみに、2016年度の日本の平均年収は、男性で521万円(前年より3万円増加)、女性で280万円です。

また正規487万円、非正規172万円です。(国税庁「民間給与実態統計調査」調べ)(詳細はこちらを参照)

 

一方、資産100億円以上の35歳未満の起業者が13人もいるという現状は、前回もお伝えしたように、日本も世界的な富の集中、および格差の拡大という大きな流れの中にいると言えます。


 
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