これまで世界の富の集中については、以下のように何度となくお伝えしてきました。
アイデアよもやま話 No.2696 世界の富裕層の上位1%の総資産が全世界の下位半分の資産を占めている!
アイデアよもやま話 No.3614 格差社会アメリカの実態
その2 アメリカは格差社会先進国!?
アイデアよもやま話 No.3616 格差社会アメリカの実態
その4 富裕層への富の集中による弊害!
そうした中、1月7日(日)放送の「サンデーモーニング」(TBSテレビ)で「揺らぐ世界
〜この時代の変わり目に〜」をテーマに取り上げていました。
そこで7回にわたってご紹介します。
1回目は世界的な富の集中についてです。
世界中からグローバリズムがもたらす格差への怒りの声が上がります。
国際NGO「オックスファム」の調査によると、2010年には世界の上位388人が持つ資産と下位50%の人々の持つ資産が同じとされていました。
これだけでもひどい格差です。
ところが、国際NGO「オックスファム」の昨年(2017年)の調査により、経済格差が更に拡大していることが分かりました。
マイクロソフト創業者のビル・ゲイツさん、アマゾン創業者のジェフ・ベゾスさん、フェイスブック創業者のマーク・ザッカーバーグさん、そして投資家のウォーレン・バフェットさんなど、これら8人の大富豪の資産の合計が下位50%の人々の資産とほぼ同じという衝撃的な結果が出たのです。
以上、番組の内容の一部をご紹介してきました。
今現在、世界のたった8人の大富豪の資産の合計がおよそ76億人という人々の下位50%の資産とほぼ同じという現実には驚きで、異常としか言えません。
しかも、このままの経済や社会の仕組みが続けば、このような状況は今後とも増々ひどくなる一方だと考えられます。
要するに、世界的な富の集中、および格差の拡大です。
こうした現状を打破していくためには、世界経済のあり方、資本主義のあり方、あるいは社会のあり方を根本的に見直す必要性に私たちは迫られているのです。
このままの状態が放置されれば、これまでの人類の歴史が示しているように、社会不安が高まり、やがて人々の不満が沸点に達し、世界各地で革命が起きることは間違いありません。