前回、世界最速で空を飛べる“パワースーツ”についてご紹介しましたが、1月30日(火)放送の「あさチャン!」(TBSテレビ)で空飛ぶ“バスタブドローン”というより簡便な方法で空を飛べるドローンについて取り上げていました。
SFの世界が実現したようにとても興味深かったのでネット記事(こちらを参照)も合わせてご紹介します。
ドイツに住む双子Johannes
MickenbeckerさんとPhilipp Mickenbeckerさんが研究を重ねて開発したのは、普通のバスタブにシートや6つのプロペラが取り付けられ、バスタブの下には着陸の際にバスタブが割れてしまわないようにマットが張り付けられています。
また、操縦は手持ちの球状のコントローラーで行います。
バスタブで空を飛ぼうと思った理由について、フィリップさんは次のようにおっしゃっています。
「バスタブってほとんどの人が座ったことがあるよね。」
「だから空を飛んでもリラックスした状態を保てるんだ。」
今後の目標はお湯をはったまま空を飛ぶことだそうです。
以上、番組の内容をご紹介してきました。
以前から、ドローンの出力をパワーアップすれば、人間を乗せて空を飛べるのではないかと思っていましたが、今回ご紹介した“バスタブドローン”はまさにそれを実現したものです。
それにしてもバスタブをそのまま使うという方法は意外でした。
動画では実際にこの“バスタブドローン”に乗って食料品店まで買い物に行く光景が撮られていました。
製作費がどのくらいかかったのかも興味がありますが、大量生産すればせいぜい100万円〜200万円台でつくれるようになると思われます。
ドイツの空の法規制がどうなっているのか気がかりでしたが、こうしたドローンもどんどん改良・進化を重ねていき、いろいろな規制や制約の課題も解決され、新たな空の移動手段として位置づけられるようになると大いに期待出来ます。
20〜30年後には“バスタブドローン”のようなドローンが空を飛んでいる光景が当たり前の世界になっているかもしれません。