昨年11月2日(木)放送の「ワールドビジネスサテライト」(テレビ東京)で疲労回復ジムについて取り上げていたのでご紹介します。
東京都吉祥寺にあるフィットネスクラブ、ティップス吉祥寺では、当日の体の調子によって鍛えるのかそれとも疲労を取るのかを提案してくれます。
ますは体の調子を測定、心拍数や自律神経の状態をチェックします。
3階に分かれたこのジムではフロアごとにメニューが違います。
2階は調子が良い日用でしっかり鍛えるトレーニング用の機械が揃ったハードトレーニング、3階は普通の日用のストレッチなど軽めで体の調子を整える全身運動が中心です。
そして、1階は疲れている日用で疲労回復専門です。
こちらでは、専用の椅子に座り、遠赤外線効果で体の内側から温めて、普段こわばりのあるような肩・首回りを少しほぐしていきます。
その後は自動整体機で体を内側からほぐしていきます。
平日の夜は仕事帰りの人でほぼ満室だといいます。
ティップネスの上野 和彦事業企画推進部長は、番組の中で次のようにおっしゃっています。
「フィットネスクラブはずうっと参加率が伸びていかないという現状があったんですね。」
「問題点を探っていくと、結論からいうとフィットネスクラブって元気でやる気がある時にしか使えないサービスだということに行き着きまして、だったらそうじゃない時に使えるようなサービスを開発しないといけないねっていうことで・・・」
ジムに通って日常的に運動する人は3%というデータもあります。
残り97%を取り込めるか業界の注目も集まっています。
以上、番組の内容をご紹介してきました。
ジムに通って日常的に運動する人は3%というデータがあるといいますが、このような状態は決して望ましくありません。
フィットネスクラブのようなサービス業は、その利用客の健康増進が達成出来てこそ本来の目的が達成出来るのです。
一方、利用客にとってもフィットネスクラブに入っただけで、ほとんど利用しないのでは会費の無駄です。
こうした意味で、ティップネスの疲労回復に向けた取り組みは会員の潜在需要をうまく取り込んだアイデアだと思います。
また、この取り組みはジムに通って日常的に運動する会員にとっても運動後の疲労回復に役立ちます。
ということで、潜在需要を発見し、それに応えるような対応策を実施することにより、既存会員の満足度を向上させるだけでなく、新たな会員の獲得が期待出来るのです。