2017年12月24日
No.3894 ちょっと一休み その626 『”子どもの時に子どもする”ことの大切さ!』

11月5日(日)放送の「安藤忠雄の対談〜この国の行く末〜」(BSフジ)のゲストは小泉 進次郎衆議院議員でした。

この対談の中で、安藤さんは次のようにおっしゃっています。

「10歳くらいまでに子どもの時に子どもしてもらった方がいいと思うんですよ。

”子どもの時に子どもする”というのは、大きな声を張り上げて走り回って絵本読んで。

「我々の時はまだ好きなことやってましたよ。」

「今、中々みんなこれをお母さんが全部コントロールしてるじゃない。」

「この塾へ行く、こっち行って下さいと言うんじゃなしに、子どもの時に子どもして、考えるトレーニングを子どもの時にしたら、好奇心のある子どもが出来ると思うんですけどね。」

 

この”子どもの時に子どもする”という言葉に小泉さんもとても共感され、次のようにおっしゃっています。

「”子どもの時に子どもする”って、これ大事な言葉ですね。」

「これから特に本当に子どもの時の教育って大事になってきますから、その時に好奇心をしっかりと育む。」

「そして、学びたいとか知りたい、そういうことが自然と湧いてくるような子どもの時の教育に力を入れないといけないという想いで今子ども向けのことをしっかりやる国にしなければいけないということを言っているので、今日、安藤さんの今のお話聴いていて、よく生涯現役とか言うじゃないですか。」

「安藤さんは“生涯子ども”してるんですかね。」

 

以上、番組の内容の一部をご紹介してきました。

 

結局、安藤さんが言わんとしていることは、子どもの時に子どもが自分で考える習慣を身に付けさせ、好奇心のある人に育って欲しいということだと思います。

それに対して、小泉さんは国政の立場から、学びたいとか知りたいということが自然と湧いてくるような子どもの時の教育が重要だとおっしゃっています。

 

以前にもお伝えしたように、これからAI(人工知能)の活用がどんどん広がっていくにつれて、AIを使って何をさせるかという想像力や創造力が求められるのです。

ですから、これまで主流だった、単に何かを暗記したり物事を理解したりする能力だけではAIに取って代わられてしまい、人の活動の場はどんどん減少する傾向が続きます。

ですから、安藤さんのおっしゃるように”子どもの時に子どもする”、あるいは小泉さんのおっしゃるように“生涯子ども”するということが私たちにはこれから求められ続けると思うのです。

行動を伴う作業についてはどんどんロボットに置き換わっていきますから、これからはAIに何かを言い付ける好奇心や創造性がある限り、何歳になっても“生涯子ども”することが出来るような時代を私たちは迎えようとしているのです。


 
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