2017年11月24日
アイデアよもやま話 No.3869 期間限定のロボットカフェ!

11月16日(木)放送の「ワールドビジネスサテライト」(テレビ東京)で期間限定のロボットカフェについて取り上げていたのでご紹介します。

 

ネスカフェ 原宿(東京都渋谷区)の店内の中央には3台のロボットが設置されています。

11月16日(木)から26日(日)までの期間限定でオープンしたこちらの“おもてなし無人カフェ”(1品注文でコーヒー無料)では、カフェ店員の衣装を着たソフトバンクロボティクスのペッパー(Pepper)とネスレの最新IoT接続型のコーヒーメーカー、ネスカフェ ゴールドブレンド 50、そして普段は工場などで作業を行っている川崎重工の工業用ロボット、デュアロ(duAro)が連携してお客にコーヒーを提供します。

 

お客は接客係のペッパーとのやり取りで好みの量と濃さのコーヒーを注文出来ます。

こうしてペッパーがお客から注文を取ると、それに反応して他の2台も動き始めます。

3台のロボットが掛け合いながら、注文したチョコレートとともにコーヒーが出てくるまでおよそ4分、少し待ち時間はかかります。

しかし、ペッパーには顔認証機能が付いていて、顔と名前を登録すると、2回目に注文する時には「お疲れ様です、xxさん」とペッパーがお客の顔を認証してお客に声をかけてくれます。

しかも、「いつものでよろしいですか」と1回目に設定した好みの量と濃さがペッパーの胸の部分の画面に表示されます。

ですから、お客は2回目以降にはボタンを押すだけでいつものコーヒーを飲めるようになるのです。

 

現在、アメリカなどでは完全無人化されたコーヒースタンドも登場、待ち時間の短縮だけでなく、人件費の削減によりコーヒー1杯当たりの値段を抑えた販売が実現しています。

一方、今回の取り組みはそうした効率化を見据えるのではなく、ロボットと人とのコミュニケーションも意識したといいます。

ネスレ日本・飲料事業部の島川 基さんは、番組の中で次のようにおっしゃっています。

「完全に無人化になってしまうと、例えば自動販売機でもいいじゃないか(というようになってしまいますが)、一方向のコミュニケーションとか決まったことを言うわけではなく、お客様に対して反応してくれる仕組みはどんどん発展させていくと、それが一つの接客業に成り代わってやってくれるということは十分に可能性があるんじゃないかなと思います。」

 

以上、番組の内容をご紹介してきました。

 

以前、アイデアよもやま話 No.3160 世界初のロボットが働くホテル!でご紹介したように、テーマパーク、ハウステンボス(長崎県佐世保市)では既にホテルでの本格的なロボット導入に取り組まれております。

今回ご紹介したのは、ホテルよりもっと身近な存在であるカフェでの実験的な取り組みです。

恐らく、ネスレ日本では今回の試行をもとに、いろいろな工夫を重ねて本格的なロボットカフェの展開を進めるものと思われます。

既にペッパーは街のあちこちで見かけるようになりました。

ですから、今後とも量産効果とともに、低価格化、および機能の充実が図られていくと思われます。

同時に、あちこちのペッパーで得られたお客とのやり取りなどのデータがクラウド上に集められ、ビッグデータとして機能の充実に大きく貢献さてれていくと見込まれます。

ですから、近い将来、ロボットカフェやロボットホテルというよりも、もっとサービス全般の充実を意識したスマートホテルやスマートカフェ、あるいはスマートスーパーなど、様々な業態のAI(人工知能)やロボット、IoT(モノのインターネット)を活用したサービスが普及していくものと期待出来ます。


 
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