これまでアイデアよもやま話 No.2272 超小型衛星早くもビジネスに!やアイデアよもやま話 No.3469 宇宙葬で人生最後の旅は宇宙!で超小型衛星による宇宙ビジネスについてご紹介してきました。
そうした中、7月30日(日)放送のニュース(NHK総合テレビ)で最新の超小型衛星による宇宙ビジネスについて取り上げていました。
そこで今回はその中の一つ、月面探査について関連ネット記事も合わせてご紹介します。
これまで半世紀、国家が主導してきた宇宙開発ですが、技術の進展とコストの低下によって今、民間レベルでの開発が可能になりつつあります。
日本では今様々なベンチャー企業が工夫を凝らした宇宙ビジネスに挑戦する動きが広がっています。
そうした中の一つ、東京のベンチャー企業などで作るチーム、HAKUTO(ハクト)が目指すのは月面探査です。
世界初の民間の月面探査レース(詳細はこちらを参照)に参加します。
なお、レースはグーグルがスポンサーで、2017年中にロケットを打ち上げて探査車を月面に送り込み、500メートル以上移動させて撮った映像を地球に送ることがミッションです。
一番早く達成したチームに賞金2千万ドル(約23億円)が贈られるといいます。
そのため、今年12月HAKUTOの月面探査ローバーはTeamIndusの月着陸船「TeamIndus HHK」に乗り、インド宇宙研究機関(ISRO)のロケット「PSLV」によって宇宙空間へと飛び立ちます。
その後、月への軌道へ投入し、約38万km離れた月へ約1ヶ月間かけて航行し、月の「雨の海」に軟着陸。そして、ローバーが月面へと降り立つといいます。
なお、将来的には月面資源をビジネスにしたいとしています。
以上、番組、および関連ネット記事の内容をご紹介してきました。
世界初の民間の月面探査レースを通していよいよ民間企業による月面探査時代が到来したのです。
これによって、月は私たちにとってより一層身近な存在となってきます。
そして、将来的には間違いなく様々なビジネスにつながっていくはずです。
資本主義は新たなフロンティアが無くなり、やがて危機を迎えるのではないかという見方が一部にあります。
しかし、以前ご紹介した火星移住計画や今回ご紹介した月面探査レースは将来的な宇宙ビジネスの先駆けとして大いに期待出来そうです。