2017年10月08日
No.3828 ちょっと一休み その615 『自分を生かすうえで参考になる指原莉乃さんの考え方』

8月25日(金)放送の「あさイチ」(NHK総合テレビ)のゲストはAKB48の指原 莉乃さんでした。

番組を通して、自分を生かすうえでとても参考になる指原さんの考え方についてご紹介します。

 

まず、指原さんの人柄が感じられる視聴者とのやり取りをご紹介します。

「さっしー(指原さん)はまあまあ可愛くて、歌もまあまあ上手くて、踊りもまあまあなのに、いつも1位になれるのはどうしてですか」という10代の女性の視聴者からの質問に対して、指原さんは次のように答えていらっしゃいました。

「ファンの方との絆がメンバーの中でも強い方だと思いますね。」

「やっぱり、自分が総選挙じゃないとセンターになれないので、総選挙以外ではあまりセンターに立つことはないので、どうしても(センターに)立たせてあげたいという気持ちと感謝の気持ちは他のメンバーより強い感じはしますね。」

「ファンの方の年齢層も高くて、おじさんとか、60代の方とか・・・」

 

指原さん(さっしー)の故郷は九州の大分県で、もともとはアイドルが大好きなおとなしい少女でした。

14歳の時、AKBのオーディションを受けたのはなじめない学校生活から抜け出すためでした。

しかし、合格したものの他のメンバーと比べて、歌、踊り、ルックス、どれもいまいちと感じていました。

そこで、指原さんが編み出したのが独自の生き残り術でした。

 

相手の土俵で戦わない

自分だけの武器を見つける

ピンチこそチャンス

 

さっしー流の処世術は、友人関係や進路で悩む子どもたちや学生の皆さんの参考になるはずです。

「(相手の土俵で戦わないことについて、)自分がグループに入ってから、すっごい可愛い子ばっかりで、ダンスを出来るわけじゃない、歌も出来るわけじゃない、どうしようと思った時に、人が得意としている土俵で戦っても一生勝てないなと思って。」

「でも、自分がMCをすごい好きだったので、だったら誰もあまりやっていないMCで頑張っていこうって決めてやってたので。」

「(好きなMCを伸ばそうと思っても、やらなきゃいけない方もある程度伸びていかなければならないことの大変さについて、)人数が多いので何とかついていくのに必死で、今でも結構必死だったりしますね。」

「今でも得意じゃないですね。」

「(MCで行こうと思ってもいきなり行けない中で、具体的にどのような手順を追っていったのかという問いに対して、)当時はいじられキャラでやっていて、それを「私って駄目だな、いじられてばっかりで」と思うんじゃなくて、それを受け入れて、っていうところから最初は始めました。」

 

以上、番組の一部をご紹介してきました。

 

指原さんの考える、“相手の土俵で戦わない”、あるいは“自分だけの武器を見つける”という考え方は、自分の有利になる最大限の方法で戦うというものです。

そういう意味で、若いアイドルにとっては一般的ではないですが、おじさん、あるいは60代の方までファンとして自分の味方に付けるというのは多くのアイドルが真似の出来ない独自の戦略だと思います。

 

また、“ピンチこそチャンス“についてはこれまで沢山の人たちが同様のことをおっしゃっているように、既成の社会、あるいは組織が大きく変わるきっかけ、あるいは新参者が入り込む最大にチャンスはピンチなのです。

ですから、ピンチを困った困ったと後ろ向きに捉えるか、絶好のチャンスだと前向きに捉えるかは大きな運命の分かれ道と言えるのです。


 
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