2017年09月13日
アイデアよもやま話 No.3807 新型「リーフ」の登場から見えてくること その3 EVを巡る国内の動き!

9月6日(水)に発表された新型「リーフ」から見えてくることについて、いくつかの報道記事を参考に5回にわたってご紹介します。

2回目ではEVを巡る海外の動きについてご紹介しましたが、3回目はEVを巡る国内の動きについてです。

 

9月6日(水)のニュース(NHK総合テレビ)でEVを巡る国内の動きについて取り上げていたのでご紹介します。

 

日本のエコカー市場ではEVよりもガソリンエンジンとモーターを併用するハイブリッド車に人気が集まっていました。

しかし、世界でEVの投入が活発になる中、トヨタとホンダは来年以降、中国でEVの販売を始める方針です。

また、日産自動車は2020年度までに国内でのEVの販売を全体の10%まで増やす目標を打ち出しています。

今後、国内でEVシフトがどこまで進んでいくのかが注目されます。

 

以上、番組の内容をご紹介してきました。

 

前回ご紹介したように、海外でのEVシフトも加速しつつあることから、日本においても急速にこれまでの主流であったハイブリッド車からEVへのシフトが進むと思われます。

ここで、救いなのはトヨタやホンダはプラグインハイブリッド車の開発を通して既にEVとしての技術を確立していることです。

ですから、新型「リーフ」の発表を受けて、トヨタやホンダがどのような性能のEVを発表するのかとても楽しみです。

 

さて。ここで忘れてならないのはトヨタの推進している水素燃料電池車です。

数年後には一般的なEVの1回のフル充電での航続距離は500kmほどになると見込まれます。

並行して、EVの普及とともに充電インフラの整備も進んでいると期待出来ます。

ですから、水素燃料電池車の販売価格の相対的な高さ、および水素補充スタンドの設置コストの高さを考慮すると、将来的に水素燃料電池車がクルマの主流になることは非常に考えにくいと思います。

 

次回は、EV普及の課題についてご紹介します。


 
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