2017年08月18日
アイデアよもやま話 No.3785 AIの活用事例 (4) その5 AIによる資産運用!

これまでAI(人工知能)関連の動向について何度かお伝えしてきましたが、その第4弾として今回も8回にわたってご紹介します。

5回目は、AIによる資産運用についてです。

 

5月29日(月)放送の「ワールドビジネスサテライト」(テレビ東京)でAIによる資産運用について取り上げていたのでご紹介します。

 

AIは金融の分野でも活用が広がって来ています。

こうした状況について、番組コメンテーターで大和総研チーフエコノミストの熊谷 亮丸さんは、次のようにコメントされております。

「今年、産学連携で大和証券グループと東京大学が未来金融フォーラムを立ち上げて、ここでいろいろと研究しているんです。」

「その中で大きなテーマとして、AIをどれくらい資産運用で活用出来るか、その限界は何かと。」

「そこが大きな議論の的なんですね。」

「(見えてきた課題について、)一つは他の投資家の行動を理解してAIが行動するかどうかということが非常に大きな課題なんですね。」

「市場というのは、ケインズが言っているように美人投票である。」

「自分が美人だと思う人に投票するんではなくて、多くの人が美人であると思うであろう人に投票する。」

「要するに、勝ち馬に乗らなくてはいけないわけですね。」

「ですから、AIがお互いに市場で対戦をして、他の人のトレード戦略を勉強することが必要だということが1点目。」

「もう一つは、短期はまずまずなんですが、相場の潮目が変わる時ですね。」

「ここは、やはり創造性が必要になりますから、新たなストーリーをつくったりだとか、大局観を持ってみたりだとか、閃きだとか、このあたりがこれからのAIについては課題になるということです。」

 

以上、番組の内容をご紹介してきました。

 

既に、チェスや将棋、囲碁などゲームの世界ではAIがプロのプレイヤーを相手に対等以上の実力を発揮するまでに至っています。

そうした中、資産運用の世界でもアイデアよもやま話 No.3679 AIが運用する投資信託の個人向け販売開始!などでご紹介したように既にいろいろな動きが出て来ています。

ですから、いずれ資金運用の世界においても、株式や金など様々な投資先をその時々の情勢を元に最適な組み合わせで選択して投資するAIが登場してくることは間違いありません。

そうしたAIの活躍の元になるのはディープラーニング(参照:アイデアよもやま話 No.3076 人工知能進化のカギ ディープラーニング!)です。

こうした膨大なデータの分析の結果、導き出されるAIの判断結果は投資の専門家と言えども理解することはとても困難です。

ですから、こうしたAIの活用にあたっては、AIの決定を私たちが理解不能というリスクが常に付きまとうことを忘れてはならないのです。


 
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