2007年01月16日
No.422 進化するQRコード!
前回に続いて、1月12日(金)のワールドビジネスサテライト (テレビ東京)で取り上げていた「進化するQRコード」についてご紹介いたします。

バーコードは一次元でしたが、QRコードは二次元ですのでより多くの情報が扱えるようになりました。
その実用例として、大分県佐伯市にある小児科医院が紹介されていました。
病院で診察を待っている間の院内感染が親たちの悩みだったそうですが、院内感染の防止を目的に去年あるシステムを導入したのです。
受付番号札にQRコードを印刷し、これをカメラ付き携帯電話で読み込むと自動的にメールアドレスが登録され、順番が近づくと病院から「お知らせメール」が届く仕組みサービスです。
これによって、駐車場に停めた車の中で順番を気にすることなく待つことができるようになった、ということです。
このシステムを開発したのは、同じ大分県佐伯市にある社員わずか二人のベンチャー企業「プライドシステム」です。
こちらの社長は、このシステムはカラオケ店やボウリング場などでそこにずっと並んで待つのではなく、待つ間に他のことができるようになる、とおっしゃっていました。
実は、先週土曜日においしくて安く、とても人気のある焼肉屋に行ったのですが、なんと2時間待ちでした。
とても寒い中、夜7時から並んで9時にようやく店内に入れました。
しかも、順番がきて名前を呼ばれた時に、いなければそのときの一番最後尾に順番が変更されてしまうのです。
実際にあるカップルはその犠牲になっていました。
このような状況は日本中のあちこちで発生しているはずなので、このサービスも近い将来一般化されるのではないか、と思われます。
まさに、必要のあるところにアイデアはかたちになって発展していくのです。
さて、現在では更にIT企業「カラージップジャパン」によりポストQRコードのカラーコードが実用化済みです。
これは、25マスに描かれた4色のデータを携帯電話で読み取る仕組みです。
ちなみに、利用するには無料の専用ソフトが必要ですが、コード発行料は20万円からで現在既に100社以上が利用しているそうです。
このカラーコードの優れているところはデザイン可能なので、カラーコード全体を企業のロゴにしたり、視覚的な宣伝効果を持たせることが出来るのです。
また、QRコードは遠い所や広範囲な所からは読み取れないけれど、カラーコードならば色を識別できれば読み取り可能なので屋外やテレビで利用が増える、と期待されています。
あらためて、IT技術の進化の速さに驚かされます。

 
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