5月2日(火)付け配信のネットニュース(こちらを参照)でアメリカのベンチャー企業家、イーロン・マスクさんによる新たな挑戦について取り上げていたのでご紹介します。
アメリカのベンチャー企業家、イーロン・マスクさんは人類の未来をより良いものにしようと、テスラでの自動運転開発やスペースXのロケット開発といった野心的な起業を続けています。
そうした中、今年3月、マスクさんが新たにCEOを務める新会社「Neuralink(ニューラリンク)」が発表されました。
ニューラリンクの目的は脳とコンピュータを接続することです。
人類よりも高い知性を持った人工知能(AI)と脳がリアルタイムに通信し、AIの高い処理能力を活用すると共に、AIが暴走する「シンギュラリティ」の危機を回避しようというビジョンを持つといいます。
以上、ネットニュースについてご紹介してきました。
一昔前であれば、人の脳とAIをつなげるなんていう話はSFの世界でした。
しかし、そうしたことの実現に向けてマスクさんは挑戦を始めたのです。
もし、実際に人の脳とAIがつながり、人の思考力が飛躍的に向上すれば、どのような世界が広がるのか、その可能性は計り知れません。
それでも瞬間的には人の脳はAIの処理スピードにはとても追いつけません。
ですから、AIの活用においては、人がAIのサポートを得て活動する場面と完全にAIに任せる場面とに切り分けての活用が必要になります。
そうすると、完全にAIに判断を任せる場面に備えて、遅くともAIが全人類の知能を超える「シンギュラリティ」を迎える前までには、AIの暴走を食い止めるための手立てを準備しておくことが必要になるのです。
どんなに便利なものでも、そこから生じるリスクを洗い出し、その対応策を検討しておかなければ安心して活用することは出来ないのです。