2017年05月15日
アイデアよもやま話 No.3703 自動車をめぐる新たな動き(2) その1 日産「リーフ」の次期モデルは9月公開で航続距離が550kmに!?

今回も主に電気自動車(EV)を中心に電気自動車をめぐる新たな動きの第2弾として4回にわたってご紹介します。

1回目は、日産「リーフ」の次期モデルの航続距離が550kmであると期待出来ることについてです。

 

以前、EVがエアコン使用時でも実走行での航続距離が300kmを超えるようになれば、すなわち航続距離のカタログ値が500kmほどになれば、タクシーなどの業務にも十分に耐え得るとお伝えしました。

また、初代日産「リーフ」発売から今年で7年経つのでそろそろ「リーフ」のフルモデルチェンジが発表されるのではと思い始めていました。

そして、次期モデルのフル充電での走行距離がどのくらいになるかとても気になっていました。

そうしたところ、3月10日付け配信ネットニュース(こちらを参照)、および3月27日付け配信ネットニュース(こちらを参照)で、日産「リーフ」の次期モデルに関する記事を見かけたのでご紹介します。

 

まず、以下にネットニュースの要点をまとめてみました。

・日産新型「リーフ」は9月公開で、搭載する駆動用バッテリーの容量は60kwh、フル充電での航続距離は550kmに伸びると見込まれること

・駆動用バッテリーの容量が60kwhに増えるのに伴い、200V充電でのフル充電までの時間が8時間から16時間に増えること

・550kmという航続距離は、エネルギー変換効率が非常に高い、水素燃料電池自動車にも匹敵するレベルであること

・次期「リーフ」には最新自動運転技術が搭載され、危険回避・高速道路での複数車線の変更が可能になると予想されること

 

以上の情報から以下のような状況が期待出来ます。

・フル充電での航続距離が550kmというカタログ値から、エアコン使用時でもフル充電での実走行距離は300km近くになると期待出来るのでタクシーなど業務車での使用の可能性が広がること

・駆動用バッテリーの容量が60kwhに増えるのに伴い、電力需要の少ない深夜時間帯に充電し、駆動用バッテリーを昼間駐車している間は一般家庭などの電源として使用することにより、電力需要のピークを下げることに貢献出来ること

・駆動用バッテリーを災害時など緊急時の電源としても十分に活用出来ること

・最新自動運転技術の搭載により、運転時のドライバーの運転のし易さが高まり、更に運転時の安全性が高まり、事故防止に大きく貢献出来ること

 

こうしたことから、フルモデルチェンジの次期「リーフ」の登場は、航続距離の大幅な伸び、およびドライバビリティと安全性の向上からEV普及の起爆剤になると大いに期待出来ます。

ですから、日産自動車にはガソリン車との価格の比較で明らかに新型「リーフ」を購入した方が“お得”と思われるような価格設定を期待したいと思います。

また、バッテリー容量の大幅な増加に伴い、テスラモーターズのEVの加速性能に迫るくらいの加速性能も期待したいと思います。

こうした異次元の加速性能は、間違いなくガソリン車にはないEVの魅力として販売戦略上の魅力となるはずです。


 
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