1月15日(日)放送の「サンデーモニング」(TBSテレビ)でアメリカのメディアに対するアメリカ国民の信頼感について驚くような数字を示していたのでご紹介します。
ご存知のようにトランプ大統領はメディアを激しく攻撃しています。
これについて、日本の多くの人たちは大統領にある立場の人があそこまでメディアを攻撃するのはやり過ぎだと思ったでしょう。
ところが、驚くことにギャラップ社の世論調査によると、「メディアは正確で公正な報道をしている」と信じる人は72%(1976年)から32%(2016年9月)へと大きく減っているのです。
要するに、ざっとアメリカ国民の3人に2人は既存のメディアを信用していないというのです。
これまで何度かお伝えしてきたように、私たち国民が政治や経済などについて正しい理解をするうえで、メディアの提供してくれる情報は欠かすことが出来ません。
ところが、アメリカのメディアについて、多くのアメリカ国民は信用していないという状況なのですから、アメリカのメディアは大いに反省すべきだと思います。
このような状況が続く限り、多くのアメリカ国民はネット上の様々な情報に踊らされ、どれが信頼出来る情報なのかもわからず、従って正しい判断をすることが出来ません。
こうした状況がトランプ大統領の放つ強烈なメッセージを受け入れてしまう素地を作り上げてしまった一つの大きな要因と言えます。
繰り返しになりますが、今や、アメリカのメディアは危機的な状況にあるのです。
ですから、アメリカのメディアは、かつてのような国民による信頼感を取り戻すべく、大いに反省し、本来の道に戻って欲しいと思います。
世界一の大国、アメリカの動向は大なり小なり世界各国に影響を与えてしまうのですから、メディアも真実を伝えるという使命感を持っていただきたいと思います。