2017年02月16日
アイデアよもやま話 No.3628 今こそ求められる”人類憲法”!

前々回、あるゼロ戦乗りの遺言を通して戦争の悲惨さと平和の大切さ、そして戦争勃発の懸念についてお伝えしました。

そして前回、保護主義的な政策を掲げるアメリカのトランプ大統領誕生を契機に世界的に広がる“保護主義”へのジャック・アタリさんの警告についてご紹介しました。

 

今の世界情勢は、欧米を中心に“保護主義”、そして“反グローバル化”の方向に急速に傾きつつあります。

既にグローバル化の進んだ国際社会において、こうした動きは時代に逆行しています。

そして、どのような道をたどるべきかについて考える時、私たち一人一人は国民である前に

哺乳類の霊長目に属する動物であり、地球上に暮らす生物の一種であるという想いに至りました。

また、今アメリカのトランプ大統領により矢継ぎ早に国際的な視点からみて納得のいかない大統領令が発せられ、各国は右往左往の状態です。

しかし、これまで何度かお伝えしてきたように、トランプ大統領と言えども、あるいは他の国々の首脳も国民の声を完全に無視することは出来ません。

 

そこで、この想いに沿って以下に一国の国民としてではなく、あるいはどんな宗教を信仰しているかに係わらず、人類一人一人が普遍的に順守すべき“人類憲法”の必要性を強く想い、以下にまとめてみました。

(人類憲法)

・人類の一人一人は自立し、国や民族、文化、宗教などの違いを超えてお互いに尊重し合うこと

・人類は格差のない社会を維持・継続させること

・人類はあらゆる問題解決において、武力に頼らず平和を大前提にした手段を選択すること

・人類はお互いに共存共栄(WinWinの関係)を図ること

・同様に、人類は他の生物との間で共存共栄を図ること

・人類の一人一人は地球上の住民としての自覚を持ち、地球環境の保全・維持に努めること

 

現実には、誰もが人それぞれにその都度問題を抱え、悩みつつ暮らしています。

そして、問題によっては一人で解決することが出来ますが、多くの問題は家族、友人、知人からの支援、あるいは国や地方自治体の制度、更には海外から輸入されるモノやサービスによって解決されます。

 

ですから、どこの国でどんな指導者が登場しようとも、各国の国民が今回ご紹介した“人類憲法”に照らして行動したり、あるいは投票することによって人類の存続が可能になるのです。

 

こうした時に、大切なのは真実の情報を提供すべきマスコミの力です。

間違った情報を基に物事を判断すれば、間違った判断につながるからです。

ですから、マスコミの方々にはこうした責務を強く持ちながら取材に取り組んでいただきたいと思います。


 
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