昨年11月17日(木)放送の「ワールドビジネスサテライト」(テレビ東京)で最新のアルバイト採用事情について取り上げていたので2回にわたってご紹介します。
1回目は、スマホによる面接についてです。
アルバイトやパートの人手不足が深刻化し、今採用競争が激しさを増しており、賃上げや柔軟なシフト調整などで企業は人材の獲得に力を入れています。
そうした中、採用を支援する新サービスが相次いで登場しています。
求人サイトを運営するビズリーチ(東京都渋谷区)ではアルバイト人材獲得の新たなサービスを始めました。
それは、どこにいてもすぐに動画で面接出来るサービスで、応募から面接まで企業はアルバイトの採用をスマホだけで完結出来るのが特徴です。
例えば、カフェで働きたいと思っている人が専用アプリを開き、カフェと入力、するとその人のいる地域にあるカフェが複数表示されます。
気になるカフェを選ぶとその店の募集要項が表示されます。
そして「応募」を押すと企業側にメッセージが届き、チャットでやり取りすること1分、「ビデオ面接」を押すと、面接を始めることが出来るのです。
“いつでもどこでも”がこのサービスの特徴です。
実はアルバイトの応募をする際、複数の企業を同時に掛け持ちする人が40%以上いることから人材獲得のためにはスピードが重要なのです。
ビスリーチの竹内
真取締役は、番組の中で次のようにおっしゃっています。
「他社様が実際にお会いするまで長い時間がかかっているところを当日中に面談するスピード感にすることでもっと採用力をその会社様に与えられるのではないかなと。」
リラクゼーションスペースを運営するリラクの教育・採用グループの緑川
圭祐マネージャーは、番組の中で次のようにおっしゃっています。
「年末などの忙しいシーズンになると沢山の人手を求めている部分もありまして、少しでも早く面接をし、少しでも早くお店で活躍してもらいたい。」
こちらでは、採用から現場に出るまで最短でも2週間はかかります。
そこで人事担当者は早速ビズリーチの担当者を呼び、動画面接機能の説明を受けました。
ビスリーチの棚橋
寛文さんは、番組の中で次のようにおっしゃっています。
「求職者の方にこの間アンケートを取ったんですけども、その中でも実に4割の求職者の方が「応募したその当日に連絡が欲しい」と言ってるんですね。」
「いかに素早く次のアクションを取るといったところがすごく重要になってくると思っていて・・・」
応募から面接まで時間をかけてしまうとキャンセルされるケースも少なくなかったというリラクではビズリーチの新サービスによる早期のアルバイト獲得に期待を寄せます。
先ほどの緑川さんは、番組の中で次のようにおっしゃっています。
「セラピストというお仕事についてはまだまだお知りになられている方が少ないというのが現状かと思っております。」
「やはりよく分からないお仕事について面接に行くという始めの一歩が僕たち(リラク)にとってすごく果てしなく遠い一歩になってしまうんですよ。」
「何よりも早く面接が出来ること、また私たちの魅力もお伝えしたいという気持ちも沢山ありますので、そういったことをいち早く伝えられるのは(このサービスの)最大のメリットだと思っています。」
以上、番組の内容をご紹介してきました。
今回ご紹介したビズリーチによる新しい面接システムはまさにスマホというテクノロジーの詰め込まれたツールを活用した、採用側にとっても応募側にとっても利用し易いとても便利なサービスだと思います。
また、こうしたサービスであれば、広告費などもかからないので小さな企業でも活用出来ると思います。