2017年01月15日
No.3600 ちょっと一休み その577 『長所も短所も合わせて一人の人格』

よく「あの人はとても優しい」とか「あの人は短気で困る」、あるいは「あの人は気難しい」とかいう声を聴きます。

しかし、優しさが優柔不断につながったり、短気さが問題の早期解決に役立ったり、あるいは気難しさが緻密な思考に役立ったりと、時と場合によって長所が短所になったり、逆に短所が長所になったりします。

そして、長所も短所も合わせて一人の人格が成り立っているのです。

そして、性格は人それぞれで中々変えられるものではありません.

無理に短所を直そうと努めると長所まで引っ込んでしまいます。

ですから、私たちはそれぞれが自分の性格を見極めてお互いにその短所を責め立てるのではなく、お互いの長所を生かしていくことこそが求められるのです。

まさに、No.49 金子みすゞの詩のご紹介 その3 『私と小鳥と鈴と』でもご紹介した“みんな違ってみんないい”という考え方です。

 

企業などの組織においても家庭内においても、お互いがお互いの長所、短所を見極めて接することによってハッピーな関係を築くことが出来、それが豊かな社会や平和な社会への第一歩でもあると思うのです。


 
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