2016年12月31日
プロジェクト管理と日常生活 No.469 『どこでも速度取り締まり可能な小型計測装置の初の本格導入!』

私も一般ドライバーの一人ですが、全く実害のないような一時停止違反で反則切符を切られた際には、理不尽さを感じたことがあります。

しかし、後で冷静に考えれば普段のしっかりとした運転時の一時停止の習慣が事故防止につながるのだと思い直し、それ以降はきちんとした一時停止を強く意識するようになりました。

 

一方、高速道路や自動車専用道路で明らかに100kmオーバーで飛ばしている車や一般道で歩行者が横断歩道を歩いているのにそれほどスピードゆるめずに進んできて、歩行者に恐怖感を与えている車をたまに見かけることがあります。

こうした車を見かけるたびに、こうしたドライバーは常習者できっといつか事故を起こしたり、違反切符を切られるだろうと思っています。

また、交通安全週間などの取り締まりでたまたまちょっとした違反で反則切符を切られるドライバーがいる一方で、常習的な違反者が運よく捕まらないでいるという状況にも割り切れなさを感じてしまいます。

 

さて、こうした状況の中、10月24日(月)の時事通信のネット配信記事で、スピード違反の取り締まりを街中の生活道路などどこでも行えるようにするため、愛知県警が今年度中にも小型の自動速度計測装置の運用を始めるという内容の記事を見かけたのでご紹介します。

 

埼玉県などでは既に試験運用が始まっていますが、本格導入は初めてといいます。

子どもたちの通学路を中心に、歩行者を危険にさらす乱暴な運転に目を光らせるのが狙いです。

住宅地の生活道路で、幹線の抜け道に使われる場所では速度超過など荒い運転が目立つといいます。

愛知県警交通指導課によると、以前から通学路などで取り締まりの強化を求める声が上がっていました。

 

新たに導入する装置は縦と奥行きが50cm、横26cmと小型で重量約25kgです。

三脚を立て、狭い場所でも設置出来ます。

速度超過を感知すると自動的にシャッターを切り、車のナンバーを記録します。

 

以上、記事の内容をご紹介してきました。

 

現在は、交通違反を取り締まる側の警察の人数的な制約もあって、たまたま警察車両が見かけた違反車が捕まる状態ですが、こうした装置があれば全ての車両を対象に違反取り締りが可能になります。

 

記事によれば、速度超過を感知すると車のナンバーを記録するとありますが、その後の処理が気になります。

そこで、その後の処理、すなわち交通事故発生の将来的なリスク対応策について以下にまとめてみました。

ここでいうところの将来的なリスク対応策とは、AI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)の関連技術を活用した対応策を指します。

・速度超過をした車のナンバーから該当の車を割り出し、車のカーナビのディスプレイに速度をゆるめるように警告を表示する

・度重なる速度超過の車のドライバーには違反切符を切る

 

さて、ここまで書いてきて、やはりこうしたリスク対応策の最後の砦は人にぶつからないような自動衝突防止装置を全ての車に配備することを法律で義務付けることだと思い至りました。

そういう意味で、ここまで自動車メーカーの自動衝突防止技術が進歩してきているのに政府が標準装備の義務化に対して前向きな対応をしている様子が感じられない状況には疑問を感じてしまいます。


 
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