世の中には薄毛で悩んでいる方が少なからずいらっしゃると思います。
私も年齢とともにかなり薄毛でしかもほとんど白髪状態になってきました。
そして、薄毛対策には育毛剤など様々な商品が出回っていますが、どれも決定打とは言えない状態です。
そうした中、少し古い情報ですが、7月13日(水)放送の「あさチャン」(TBSテレビ)で画期的な薄毛治療について取り上げていたのでご紹介します。
なお、一部の内容についてはネット検索結果も参考にしております。
7月13日、京セラは理化学研究所(理研)などと組み、脱毛症を再生医療技術で治療する共同研究に乗り出すと発表しました。
患者から採取した健康な毛髪の細胞を加工、増殖した後に患者に移植する手法で、理研がすでに動物実験で実証しています。
また、京セラは電子部品で培った微細加工技術を生かして細胞の自動培養装置を開発しました。
その仕組みですが、髪の毛は毛包という器官で作られますが、この毛包から細胞を取り出し、培養して増やします。
その後、細胞を結合させ、毛包の種を作ります。
この種を薄毛の頭皮に注入し、髪の毛を再生させるというものです。
一度注入すれば、一生髪の毛が生え替わり続けるというのです。
人の毛包を組織ごと再生させるのは世界初の試みで、研究チームは2020年を目途に実用化を目指すとしています。
具体的には、医療機関から患者の頭皮組織を預かり、約3週間かけて加工・培養したうえで医療機関に出荷する製造受託事業を2020年を目途に始める計画です。
薄毛に悩む多くの人が救われるかもしれません。
ただ今回の毛髪の再生医療は保険が適用されない自由診療での実用化をにらんでいます。
ですから、量産効果が効かない初期段階では、毛髪の再生医療の自己負担は高額になる可能性があるといいます。
以上、番組の内容を中心にご紹介してきました。
脱毛症に悩む人は国内だけでも男女あわせて1800万人(国民の約13%)以上といいます。
ですから、世界規模でみれば、今回ご紹介した薄毛治療は膨大な需要をもたらします。
ただし、実用化当初は自由診療で、しかも量産効果が効かないので標準治療の価格は100万円台、あるいは1000万円台なのか見当もつきません。
量産効果が効いて来る2025年、あるいは2030年頃にせめて10万円台くらいまで治療費が下がってくれば爆発的にこの治療法が普及すると見込まれます。
いずれにしても、今回ご紹介した薄毛治療は画期的で、世界中の多くの薄毛に悩んでいる方には朗報だと思います。