7月8日(金)放送の「ワールドビジネスサテライト」(テレビ東京)で自動野菜栽培システムについて取り上げていました。
そこで、関連ネット情報も合わせてご紹介します。
これまでの水耕栽培キットのような電気や機械器具も使わずに自然な循環機能だけで自動的に有機野菜を簡単育ててくれる自動野菜栽培システム(SoBiC)が既に開発されています。
このシステムを開発したネイチャーダイン株式会社の中島 啓二社長は、番組の中で次のようにおっしゃっています。
「趣味のレベルで(家庭菜園を)ずっとやってたんですけども、やっぱりなかなか収穫が出来なくて、だいたい水やりができずに枯らしちゃうんですね。」
「太陽光を使えば、自動的に給水出来ると思って、仕組みを作ってきたんですね。」
この装置の秘密は、パイプにつながった黒い筒で、ここに太陽光が当たると空気が膨張して貯水タンクの水を押し出します。
そして、光が当たっていない時は空気が収縮して水を吸い出す仕組みです。
つまり、日中は貯水タンクから苗に給水され、夜間は土でろ過された水が貯水タンクに戻ります。
自然のリズムで水が循環する仕組みなのです。
なお、ペットボトルの水は2週間〜1ヵ月に1回の頻度で足せばいいといいます。
育てられる野菜はスイカ、トマトなど11種類で、2〜3ヵ月で収穫出来るといいます。
価格は、6300円でインターネットで販売中です。
(補足: ネイチャーダインに確認した結果、7月末で試験販売を締め切り、正式販売は来春からといいます。)
以上、番組の内容を中心にご紹介してきましたが、以下にネイチャーダインに直接問い合わせた結果をお伝えします。
土に肥料を混ぜていますが、その肥料が無くなり次第補充が必要になります。
また、自動野菜栽培システム本体はアルミで囲まれているのでキラキラし、カラスなどによる被害はほとんどないといいます。
また、対象とする野菜の種類も増やしていく意向といいます。
さて、これまで何度かお伝えしてきたように、これからの社会のあり方として持続可能性、そして地産地消、あるいは自給自足が望ましいと考えます。
今回ご紹介した自動野菜栽培システムは、食に関する自給自足をどこでも無理なく実現する一つのあり方と位置付けられます。
ですから、こうしたシステムがどんどん普及出来るように低価格化、そして容易な取り扱いを追求して欲しいと思います。