2016年09月04日
No.3486 ちょっと一休み その558 『現在の火星は超未来の地球の姿?』

No.3408 ちょっと一休み その545 『気になる超未来の地球とは その2 19億年後、そして28億年後の地球の未来とは・・・』で超未来の地球についてお伝えしましたが、そうした中、5月31日(火)放送の「視点・論点」で「スーパーマーズ・火星が地球に最接近」をテーマに取り上げていました。

番組の内容で、現在の火星が以前ご紹介したような超未来の地球の姿を暗示しているような箇所があったので、以下にご紹介します。

 

火星に液体の水はありません。

もし、現在の火星に水を運んだならば、薄い大気のせいでたちまち蒸発してしまうでしょう。

今は冷たく、乾いた気候の火星ですが、35億年よりも昔は暖かく、水蒸気が多かったと考えられています。

火星の表面には水が流れて作られた地形が今でも数多く残されています。

40億年昔には地表面の5分の1が海であったとも考えられています。

こうした地形の他にも火星表面で採掘された岩石や鉱物の分析から、かつて火星には多量の液体の水があったことが分かっています。

 

NASAが火星に送り込んだ最先端のロボット、「キュオリシティ」は様々な分析装置を搭載して、火星表面を移動し、探索を続けています。

これまでの探索からクレーターに流れ込んできた河川の川底が残されていることを発見し、イエローナイフワンと呼ばれる干上がった湖では塩分の少ない中性の水が溜まっていたことを突き止めました。

こうした火星の探査結果から火星にはかつて生命が住む環境があったことが明らかになっています。

では、はたして火星に生命は生まれたのでしょうか。

私たちはまだその答えを知りません。

 

2020年には、いよいよ火星からサンプルを持ち帰る計画がNASAとヨーロッパ宇宙機関の共同で進められています。

また、日本は2022年に火星の月であるホボスに探査機を送り込み、貴重なサンプルを持ち帰ると計画しています。

 

以上、「視点・論点」の内容の一部をご紹介しましたが、いかがでしょうか。

今後とも火星探査が続けられていくと、ひょっとしたら何らかの生命体の化石、あるいは形跡が発見されるかもしれません。

そう考えると、とてもワクワクしてきます。


 
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