8月20日(土)放送の「王様のブランチ」(TBSテレビ)でワクワクするような大空への最新チャレンジについて取り上げていたので3回にわたってご紹介します。
3回目は、パラシュート無しでのスカイダイビングについてです。
プロのスカイダイバー、ルーク・エイキンスさん(42歳)は16歳の頃に初めて単独のスカイダイビングを行い、以来26年のスカイダイビングのキャリアの中で飛行回数18000回以上の超ベテラン、この世界のレジェンドです。
ルークさんは、高いところからだけでなく、これまで地上約140mほどしかないラスベガスのホテル、マンダレイベイの屋上からパラシュートでダイブしています。
更には、ウイニングスーツ(参照:アイデアよもやま話 No.1637 夢を実現した「空飛ぶ人間」たち!)での編隊飛行までこなす大空の達人です。
そんなルークさんの最新チャレンジが7月30日、アメリカ・カリフォルニア州で行われました。
高度7600mからのパラシュート無しでのスカイダイビングです。
ちなみに、ルークさんは、パラシュートの着用義務を解除されたといいます。
この時の最高落下速度は193km/h、落下時間は約2分間です。
気になる着地方法ですが、着地前に身体を反転させて背中からネットを目がけて着地したのです。
このネットの大きさは30m四方で、地上61mに設置されていました。
なお、実際の着地地点はネットのかなり端の箇所でしたが、無傷での生還で大空での新たな伝説の誕生となりました。
ルークさんは、番組の中で次のようにおっしゃっています。
「2年かけて訓練したよ。」
「限界にずっと挑戦してきたからね。」
ルークさん、次回はもっとネットの真ん中に着地したいといいます。
以上、番組の内容をご紹介してきました。
普通の人はパラシュート無しでのスカイダイビングなど思いもしません。
スカイダイビング18000回以上の超ベテランであり、ウイニングスーツでの編隊飛行の経験もあるルークさんだからこそ、パラシュート無しでのスカイダイビングをやってみようと思いついたのだと思います。
そのルークさんでさえ、そのために2年の訓練を要したのです。
一見無謀な挑戦も、その成功の裏には目的を確実に達成するための様々なアイデアや大変な努力があるのです。