先週5回にわたってAI(人工知能)の活用事例をご紹介してきました。
考えてみれば、一口にAIと言っても開発されたAIごとにそのアルゴリズムは異なり、またディープラーニング(深層学習)に使うビッグデータの対象や量も異なります。
ですから、同じ問いかけをしてもAIごとにその解答は異なると考えられます。
なので、特に重要な案件については、種類の異なるいくつかのAIに問いかけてみることが必要だと思います。
例えば、AIの活用事例の最初にご紹介した経営判断支援、あるいは株式投資における銘柄の選定や売買タイミングでは、最低でも2つの異なるAIを活用し、その結果を比較して異なるAIを競い合わせ、それぞれのAIの優れた能力をお互いに反映させることによってAIは更なる進化を遂げると思います。
また、こうした複数のAIの併用により、AIの暴走を防ぐことも期待出来ると思うのです。