最近、毎日のように迷惑メールが届くようになりました。
そして、中にはそれらしい件名や差出人のメールがあり、添付ファイルを開くとウィルス感染してしまう被害に遭っていることが報道されています。
また、こうした迷惑メールと判断出来るものが次々に差出人やドメインを変えて送られてきます。
そして、こうした迷惑メールの対応にはそれなりの時間が取られます。
更に、最悪の場合は迷惑メールと気付かずに添付ファイルを開いてしまい、報道で取り上げられているようにウィルス感染をしてしまいます。
そこで、セキュリティソフト提供企業に求められるのがAI(人工知能)を活用した迷惑メ−ル対策です。
具体的には、個人に送られてくる全てのメールを添付ファイルの中身も含めて事前にウイルスチェックし、個人がメールソフトを開いた時には受信メールの対象として表示させないという機能です。
こうした対策が確実に行われれば、ユーザーは安心してメールを開くことが出来ます。
これは、まさにプロジェクト管理におけるリスク対応策です。
しかし、迷惑メールを送信する側もこうした対策を見越して更なる進化を遂げた方法を考えて対抗してくることは容易に想像されます。
そこで、以前お伝えしたように、プロジェクト管理ではリスク対応策を実施してもリスクが発生してしまう場合があることを想定して、特に重要なリスクについてはコンティンジェンシープランをあらかじめ検討しておくことを思い出して下さい。
こうした迷惑メールによる被害が発生してしまった場合も、何らかのコンティンジェンシープランまで検討されており、被害が最小限に抑えられるか、被害ゼロに抑えられるようになっていれば、リスク対応策として完璧と言えます。
そして、AIを活用すればこうしたリスク対応策は不可能ではないと思います。
ということで、是非セキュリティソフト提供企業にはこうしたセキュリティソフトを実用化し、私たちユーザーを迷惑メールから保護して欲しいと思います。
同時に、明らかに迷惑メールと判断出来るものについては、実際に被害がなくても不正行為として罰せられるように法律改正していただきたいと思います。
こうした法律があるだけでも迷惑メールの抑制効果があるからです。
迷惑メールは、文字通り受信者はその対応に時間が割かれるのですから、まさに迷惑行為なのです。