2016年07月26日
アイデアよもやま話 No.3452 最先端技術の活用 その2 IoTを活用した未来の駐車場とは!

これまでNo.3156 ちょっと一休み その502 『IoT、AI、スマートロボットの3つが今後の成長分野!?』などで何度となくお伝えしてきたように、最近IoT(Internet Of Things)、AI(人工知能)、そしてスマートロボットに大変な注目が集まっています。

また、これらに関連してGPS(位置情報システム)やバーチャルリアリティの技術の進歩も欠かせません。

そうした中、こうしたテクノロジーの新たな活用方法、あるいは既に実現している情報に接したので5回にわたってご紹介します。

2回目は、IoTを活用した未来の駐車場についてです。

 

先日、ある大きな病院に車で行った時、ちょっとビックリしました。

というのは、そこの駐車場の入り口に各階の空きスペースの台数が表示されているのです。

ということは、それぞれの駐車スペースにセンサーが取り付けられているわけです。

 

一方、6月13日(月)放送の「ワールドビジネスサテライト」(テレビ東京)でスマートパーキングシステムについて取り上げていました。

NTTドコモが駐車場システム「ドコモ スマートパーキングシステム」の実証実験をスタートしたというのです。

この駐車場システムでは、車の出入りを感知するセンサーと通信機器を設置するだけで駐車場に出来るため、これまでの約3分の1の費用と最短1日の工事で駐車場を作れるといいます。

ドライバーはスマホと空いている駐車場を検索し、予約することで駐車出来ます。

センサーで駐車を感知する他、予約したスマホの位置情報と予約されたセンサーの位置情報の双方の一致で駐車を確認し、料金の精算が始まります。

スマホの位置情報が一致しない駐車や車以外のモノを感知した場合には異常を知らせ、スタッフが対応します。

 

NTTドコモでは、まずパーキング事業者に売り込み、その後自動運転車が自ら空いているスペースを探し、駐車するような仕組みに発展させたいとしています。

 

番組では料金の精算方法については触れていませんでしたが、クレジットカード決済が出来れば料金支払いの手間も省けます。

ですから、こうし駐車場が普及すれば、ドライバーにとっては駐車場の利用がとても楽になります。

また、この駐車場システムは駐車場のオーナーにとってはちょっとしたスペースを駐車場として収入源に出来るし、パーキング事業者にとっても低コストでしかも短期間に駐車場を新規に設置できるので引き合いが多いと思います。

 

ということで、IoTを活用した未来の駐車場はもうすぐ実現しそうな状況です。


 
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