これまでNo.3156 ちょっと一休み その502 『IoT、AI、スマートロボットの3つが今後の成長分野!?』などで何度となくお伝えしてきたように、最近IoT(Internet Of Things)、AI(人工知能)、そしてスマートロボットに大変な注目が集まっています。
また、これらに関連してGPS(位置情報システム)やバーチャルリアリティの技術の進歩も欠かせません。
そうした中、こうしたテクノロジーの新たな活用方法、あるいは既に実現している情報に接したので5回にわたってご紹介します。
1回目は、AIを活用した未来のウィキペディアについてです。
例えば、AI関連の情報を知ろうとすると、その情報源としてテレビ、ラジオ、新聞、雑誌、ネット、書籍など沢山ありますが、それらの全ての情報を把握することはまず不可能です。
しかも、テレビのニュース番組やネット検索した結果から得たいくつかの情報も多くは他でも公開されている共通の情報です。
そこで、こうした多くの情報から自分の求める情報をいかに効率的に入手するかという以前から私が抱えている問題をいずれAIが解決してくれるのではないかと思ったのです。
具体的には、AIの活用によるウィキペディアの変革です。
ただし、ここには以下のような3つの条件があります。
1.IoT、すなわちテレビや新聞など全ての情報源であるビッグデータがネットにつながっていること
2.テレビなどの動画の音声も言葉として認識出来ること
3.特定分野の専門家や一般ユーザーなど、全ての人が不特定多数の人たちに伝えたいことを全てネット上で公開していること
このようなAIの活用による未来のウィキペディアが実現出来れば、情報検索の効率は今よりも格段に効率的になると期待出来ます。
ですからひょっとしたらどこかのベンチャー企業が既にウィキペディアに取って代わるようなAIを活用した情報検索サービスの開発に取りかかっているかもしれません。
しかも、今のウィキペディアは原則無料で利用出来ますが、未来のウィキペディア、あるいはそれに取って代わるサービスであれば、有料でも多くのユーザーが使うようになると思われます。