4月29日(金)放送の「ワールドビジネスサテライト」(テレビ東京)で電動アシスト”タイヤ”について取り上げていたので関連ネット記事と合わせてご紹介します。
以前、EV(電気自動車)のインホイールモーターについてご紹介したことがありますが、
韓国のベンチャー企業、ハイコアが自転車用の電動アシスト”タイヤ”、すなわちインホイールモーターを開発しました。
2時間の充電で約2時間走行可能といいます。
バッテリーが小さくても走る秘密は、内蔵されている2つのモ−ターで、それぞれ低速と高速のギアにつながっています。
低速で走っている時は高速のモーターが休み、逆に高速で走っている時は低速のモーターが休むという構造が省エネ走行を可能にするといいます。
更に、この製品用にスマホのアプリも開発し、バッテリーの残量などを確認出来るようにしました。
ところが、韓国は公共交通機関の料金が日本の半分以下と安く、町で自転車に乗る人はほとんどいないといいます。
そこで、自転車大国の中国やヨーロッパ、アメリカ、そして隣国の日本を販売のターゲットにしています。
なお、この電動アシスト”タイヤ”は商品名「センチネル・ホイール」(注:後ろのタイヤ1本のみ)、価格約6万円で日本では6月から発売予定とされていますが、ネット検索結果ではどこで購入出来るか分かりませんでした。
ただし、この商品には、タイヤを付けたままドライバーで外して充電するので面倒という弱点があります。
ハイコアでは、個人への販売だけでなく、この技術を自転車メーカーにも売りたいとしています。
また、ハイコアには、将来的に自動車のタイヤにモーターを組み込んで技術革新を起こしたいという野望があるといいます。
さて、これまで乗っていた普通の自転車の後輪を「センチネル・ホイール」に代えるだけで電動自転車として利用出来るというのはこの商品の大きな特徴だと思います。
ですから、今乗っている自転車が大好きで、そのまま電動自転車にしたいと思っている方にとって、「センチネル・ホイール」はとてもありがいたい商品ではないかと思います。