2016年06月20日
アイデアよもやま話 No.3421 カーテン不要の“未来の窓”!

4月6日(水)放送の「ワールドビジネスサテライト」(テレビ東京)でカーテン不要の未来の窓について取り上げていたのでご紹介します。

 

新たな技術が公開されたYKK AP 体感ショールーム(東京都港区)では“未来の窓”を体感出来ます。

スマホの画面にタッチするように手を触れると、外の天気だけでなく、紫外線、PM2.5、花粉などの情報を教えてくれます。

驚くのは、カーテンの画像を映し出したり、レコードを映し出してスクラッチの体験も出来るのです。

 

その仕組みですが、サッシの部分にセンサーが取り付けられていて、手の動きや位置を感知しています。

窓の部分には液晶テレビと同じ透明なディスプレーが使われていて、インターネットとつなぐことで映像を映しています。

更に、窓に触れなくても上下左右に窓を開けることが出来ます。

また、掃除をするとほこりを感知して自動で左右に窓が開き、部屋を換気してくれる時代が来ると考えられています。

なお、この“未来の窓”、商品名は「M.W.」(ムー)で価格・販売時期は未定といいます。

YKK APの東 克紀事業開発部長は、番組の中で次のようにおっしゃっています。

「窓を変えるだけで部屋の快適性は上がっていくわけですよね。」

「それにもっと気付いていただきたいっていうのが僕の気持ちなんですけども、それを気付かせるためにこのような取り組みもしていると。」

 

実用化に向けては様々な課題をクリアしなければならないですが、10年後の2026年には世に出したいといいます。

 

窓でテレビを見たいとは思いませんが、その日の気分でカーテンを変えたり、自動で換気をしてくれたり、あるいは季節によって窓から入ってくる太陽光を調整出来れば冷暖房の省エネ効果が大いに期待出来ます。

こうした機能の窓が実用化されたら、価格にもよりますが是非購入したいと思います。

 

ということで、今回ご紹介した“未来の窓”もIoT(Internet of Things)の一例と言えます。

窓以外にも普段気にかけないような床や壁、天井などもイメージを膨らませていけば、IoTの観点から思わぬ付加価値を見出すことが出来ると思います。


 
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