2016年06月08日
アイデアよもやま話 No.3411 地球を動かし太陽を止めたコペルニクスについて その3 大発明がスムーズに世の中に受け入れられる方法!

3月3日(木)放送の「コズミック フロント☆NEXT」(NHKBSプレミアム)のテーマは「天文学を180度変えた男 コペルニクス」でした。

番組を通してコペルニクスの大発明について3回にわたってご紹介します。

1回目、2回目とコペルニクスの唱えた地動説がすぐに広まらなかった理由、そして地動説が受け入れられるようになった理由についてお伝えしてきましたが、3回目はこうした大発明がスムーズに世の中に受け入れられる方法についてです。

 

まず、世間を驚かせるような大発明がすぐに世間に受け入れられる阻害要因を以下にまとめてみました。

・従来からの常識に反する発明

・宗教上の教義に反する発明

・既得権益を握っている大組織の利益を大きく損なう発明

 

次にこうした阻害要因を取り除く解決策を以下にまとめてみました。

・前回ご紹介した地動説のような場合、発明の内容を直接的に伝えるのではなく、あくまでも仮説であるというような本質を包み隠すようなソフトな表現で内容を説明する

・例えば現在の発電設備を全て置き換えられるほどの画期的な再生可能エネルギーによる発電のような発明の場合、世の中全体が現在抱えている差し迫った大問題(エネルギー問題や地球環境問題)を解決出来ることを強調し、世間の多くを味方に付ける(“溺れる者は藁をも掴む”の格言の応用)

・誰もが利益を得られる

  三方良し(売り手良し、買い手良し、世間良し)(アイデアよもやま話 No.843 近江商人の教え! より)の応用で、巨大な既得権を握っている抵抗勢力も含めて誰にとってもその発明がメリットになる


 
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