ご存知のように日本における少子高齢化はどんどん進んでおります。
そこで、日本の人口は2100年にはどこまで減っているのかネット検索してみました。
その結果、国連予測(2015年)によると、2100年の日本の人口は8300万人、そして世界の人口は112億人です。
ですから、日本の人口は現在よりも3割ほど減少ということになります。
一方、内閣府による予測(2014年)では、2100年の日本の人口は6400万人で、現在よりもざっと半分に減少ということになります。
ですから、国連と内閣府の予測に違いはあるものの、2100年の日本の人口は今よりもかなり減っていると見込まれます。
一方、世界の人口は現在よりも1.5倍ほどに増えていると見込まれます。
また、世界の人口に占める日本の人口の割合は、現在の約1.4%から約0.7%に減少すると見込まれます。
これほど日本の人口が減ってしまうと、特に地方の中には過疎化どころか村や町そのものが消滅してしまうのではないかと危惧されます。
“国家100年の計”という言葉がありますが、これほど人口が減少するということは、日本国土の効率的な活用の抜本的な見直し、すなわち再構築が求められるのです。
その方向性の一つは、アイデアよもやま話 No.2969 少子化対策としてコンパクトシティ化はいいけれど・・・でもご紹介したコンパクトシティです。
その時に、考慮すべきは世界の人口は現在よりも1.5倍ほどに見込まれるということです。
食料やエネルギーなどの資源問題、および地球環境問題は世界の人口と連動して影響しますので、日本の人口が大幅に減るからといって安心してはいられません。
日本の人口は減少しても、世界的な視点に立って2100年を見据えて資源問題や地球環境問題に積極的に取り組むことがこうした先進技術のある日本に求められているのです。
また、日本において世界に先駆けて出来るだけ早期に“持続可能な社会”を実現させること、これこそが人類の存続にも貢献出来る“国家100年の計”と言えるのではないかと思います。