2016年01月18日
アイデアよもやま話 No.3289 IOT,センサー、GPS,AI、ロボット・・・の組み合わせから見えてくる新たな世界 その1 暮らしの変化!

これまでIOT(Internet Of Things)、センサー、GPS(Global Positioning System、全地球測位システム),AI(人工知能)、ロボット、および防犯カメラについて何度となくお伝えしてきました。

そこで今回から3回にわたってこうした関連技術の組み合わせから見えてくる新たな世界についてお伝えします。

1回目は、私たちの暮らしの変化についてです。

 

まずIOTによって全てのスマホや携帯電話、家電製品、自動車、あるいはコンビニや商店街などの防犯カメラ、更には食品などがインターネットでつながります。

そして、こうしたIOTでつながった個々の拠点にセンサーが付き、またGPSによって正確な位置が特定されるようになると、究極的にはどこで何が起きている、あるいはどのような状態になっているかが把握出来るようになり、更にAIによって特定の目的に合わせて

これらの関連情報を駆使して解析されるようになると、次のような新たな世界が見えてきます。

・冷蔵庫の中の食品の賞味期限や消費期限が近づいてくるとAIが知らせてくれ、あるいは冷蔵庫の中にある食品だけを使ったレシピを教えてくれる、更には使い切った食品の注文を自動的に出すことも出来るようになる

・迷い子や犯罪容疑者など特定人物を探し出す方法が飛躍的に向上する

・自動車のスピード違反を容易に取り締まることが出来るようになる

・人の身体に血圧や脈拍などのセンサーが取り付けられていれば、遠隔で異常を発見出来、病状の軽いうちに速やかに対処することが出来るようになり、その結果単なる寿命ではなく健康寿命が飛躍的に伸びる

・更に、ロボットが加わると、高齢者などの話し相手になったり、身の回りを世話したり、高齢者などに代わって買い物をしたり、ということが出来るようになる

・更にこうした情報のデータが蓄積されていくと、すなわちビッグデータが活用出来るようになると、個別に、あるいは集合体として様々な面で予報や予知が出来るようになる

 

一方で、こうしたサービスを誰でも使えるようになると、以前お伝えしたように個人情報漏えいの問題が出てきます。

例えば、ストーカーがこうしたサービスを使ってストーカーの相手の動向を把握出来るようになれば、犯罪の手助けになってしまいます。

また、以前にもお伝えしたように、個人情報は一旦ネット上に流出してしまうと取り返しがつきません。

ですから、個人情報の保護を大前提にしてこうしたサービスが利用出来るような制度、あるいはシステムの構築が求められるのです。

また、当然こうしたシステムの機能には個人情報が流出してしまった場合の対策、すなわちコンティンジェンシープランも含めなければなりません。

そうでなければ、今回お伝えしたようなテクノロジーによって、これまでよりもかえって暮らしにくい世の中になってしまいます。


 
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