2016年01月01日
アイデアよもやま話 No.3275 「ジョージア・ガイドストーン」の10箇条!

このブログをご覧の皆さま、明けましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いいたします。

 

早いものでアイデア関連をテーマとしたこのブログを始めて以来、今年で11年目を迎えました。

今後とも毎日、「アイデアよもやま話」を発信していきたいと思っております。

多少なりともご覧の皆様にとって参考になれば幸いです。

 

さて、昨年10月27日(火)放送の「世界のドキュメンタリー選」(NHKBS1テレビ)のテーマは「地球を覆い尽くすのは誰? “人口爆発”の真実」でした。(3月11日放送分の再放送 2013年 オーストリアのテレビ局で制作)

そこで、人口爆発の真実について4回にわたってご紹介します。

4回目は、とても興味深いモニュメント、「ジョージア・ガイドストーン」の10箇条についてです。

 

アメリカ・ジョージア州エルバート郡の何もない不便な田舎に人口過剰に関する巨大な石のモニュメントがあります。

この「ジョージア・ガイドストーン」と呼ばれているモニュメントは1980年に匿名の人物の注文で作られました。

人類に向けた以下の10箇条のメッセージが、誰にでも理解出来るようにと8つの言語で記されています。(Wikipediaより)

1.大自然と永遠に共存し、人類は5億人以下を維持する

2.健康性と多様性の向上で、再産を知性のうちに導く

3.新しい生きた言葉で人類を団結させる

4.熱情・信仰・伝統・そして万物を、沈着なる理性で統制する

5.公正な法律と正義の法廷で、人々と国家を保護する

6.外部との紛争は世界法廷が解決するよう、総ての国家を内部から規定する

7.狭量な法律や無駄な役人を廃す

8.社会的義務で個人的権利の平衡をとる

9.無限の調和を求める真・美・愛を賛える

10.地球の癌にならない - 自然の為の余地を残すこと - 自然の為の余地を残すこと

 

人類を5億人以下に維持する、あるいは.新しい生きた言葉で人類を団結させるなど、独善的な主張はありますが、参考にすべき点もあります。

特に外部との紛争は世界法廷が解決するという点については、共感出来ます。

最近の中国の南シナ海での領有権の主張に見られるように、大国が武力を背景に自己主張を貫く流れは止めなくてはいけません。

そのためには、大国であっても世界法廷で裁かれるという権威のある第三者機関が必要なのです。

あるいは、地球の癌にならないという指摘については、私も以前アイデアよもやま話 No.1223 大量絶滅時代の恐れ - 人類は地球のガン細胞か!で豊かさの飽くなき追求のあまり、地球資源を消費し尽し、環境破壊を続ける人類に対して、人類をガン細胞に例えて問題視しました。

 

産業革命以降、地球環境を破壊してきた私たち人類は、地球環境の再生、あるいは他の多くの生物との共存のためにも遅ればせながら自らガン細胞から良性の細胞へと変異しなければならないのです。

そして、一部のガン細胞は既に良性の細胞へと変異しつつあることが救いです。

この変異の流れを加速させなければならないのです。


 
TrackBackURL : ボットからトラックバックURLを保護しています